まだ遊びたい!と訴える娘
公園へ遊びに行った日のことです。息子は滑り台で何度も遊び、娘は砂場で静かに遊んでいました。
しばらくすると息子はおなかが空いた様子で、「ごはん!」と言いました。そこで「そろそろ帰ってごはんを食べようか」と娘に声をかけましたが、「やだ!」と娘には拒否されてしまいました。困った私は、娘が遊びに満足するまで少し様子を見ることに……。
息子は帰りたいけど、娘はまだ遊びたい
それから15分ほど経ち、時刻は12時。息子は空腹の限界が近づいてきた様子だったため、私は「そろそろ帰ろうか」と再度娘に話しかけましたが、「やだ、いかない。ごはんいらない」と強く拒否されました。公園に来てすでに2時間が経過。
私の体力も限界だったので、嫌がる娘をベビーカーに乗せて強行突破することにしました。息子は早く帰宅したいようで、スムーズにベビーカーに乗ってくれたのですが、娘はのけ反り、大声で泣き出しました。
泣いている娘をベビーカーに乗せて帰宅していると
「ごめんね、また公園でたくさん遊ぼう」と娘をなだめながら急いで帰ろうとしていると、60代くらいの女性が声をかけてきました。
「ねぇちょっと!すごい泣いているじゃない。かわいそうに。抱っこして泣き止ませたら? ここ、住宅街だから泣き声が響いて迷惑よ」と嫌そうな顔の女性。
私は「好きで娘を泣かせているわけじゃないのに……」と。心の中でモヤモヤしながらも、「すみません、ご迷惑おかけして」と謝り、その場を離れました。
泣いている娘を乗せてベビーカーを押している私の姿が、他人には娘にかわいそうなことをしているようにえていたのかと思うと、私は悲しくなり、心が沈みました。
ワンオペで双子と出かけると、どうしてもどちらかの気持ちを我慢させてしまうことが多く、こういったことになりがちな私。悲しい思いもしましたが、冷静になって振り返ると、自分に反省すべきところもあるように感じました。
それ以降、帰宅後の楽しみを伝えて先の見通しを持たせたり、泣いたときに気持ちを切り替えやすいよう、ジュースやお菓子を持参したり工夫するようにしています。
著者:野中 まゆ/30代女性/2022年生まれの男女双子の母。13年保育士として勤務。出産を機に退職し、現在は保育士経験や自身の子育て体験をもとに、在宅で執筆業務をおこなっている。
イラスト:はたこ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年2月)
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