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「やったねママ♪」単身赴任中の夫から手紙がきたと喜ぶ娘→中身は離婚届…娘を裏切り不倫した夫の末路とは?

夫は、半年前から単身赴任中。私は今、5歳の娘と2人暮らしです。離れて暮らすのは寂しいけれど、私も仕事があるので我慢して夫の帰りを待っていて……。

 

はじめは毎日連絡を取り合っていましたが、夫が単身赴任して半年が過ぎ、最近は私から連絡をしても電話に出てくれないことが増えました。夫の誕生日に連絡しても、メッセージは既読にならず、折り返しの電話がかかってくることもありません。

 

娘が描いた夫の似顔絵と手紙を送りましたが、それに対しても夫からの連絡はありませんでした……。

 

 

心配した末に、私が取った行動とは?

一緒にお祝いはできませんでしたが、ケーキを用意して、娘と2人で夫の誕生日を祝いました。その写真を送ったところ、「ありがとう」とひと言。それだけでした。

 

私が何か言うと「忙しい」と言ってきますが、本当にそれだけか不安でたまりません。もしかしたら、私たちを心配させないようにしているだけで、具合が悪くて寝込んでいるのかも……。そう思ったら、いてもたってもいられなくなった私。飛行機とレンタカーを乗り継いで、日帰りで夫に会いに行くことにしたのです。朝、娘を保育園に送り、その足で空港へ向かいました。

 

平日なので夫は家にいるはずはないのですが、寝込んでいるかもしれないと思い、自宅を訪ねました。すると、予想外の展開が……。

 

インターホンを押すと、なんと室内着姿の若い女性がすっぴんで出てきたのです。どうしてこの事態を予想していなかったのでしょう。なぜ気づかなかったのかと、夫のことをまったく疑っていなかった自分を呪いました。

 

「何か用ですか」とけげんそうに部屋から出てきた彼女は、私の顔を見て「まさか、奥さん!?」とでも驚いたような表情に。このとき、不倫とわかって夫と交際しているのだろうと直感でそう思いました。

 

私は、夫の不倫相手であろう女性を目の前にして、許せない気持ちでいっぱいに。妻だと名乗るか迷いましたが、とっさに娘から預かっていた手紙を取り出し、近所の住民だと言って、郵便物が間違って届いたと言い訳しました。

 

 

まさかの告白。でも、ただでは転ばない!

「そうですか」と、少しホッとしたような表情で、彼女は私から手紙を受け取ろうとしましたが、そう簡単には渡せません。私は「先日ごあいさつしたとき、単身赴任で来ているとおっしゃっていましたが、奥様ですか?」と聞いてみました。

 

すると彼女は不適な笑みを浮かべながら、「実は不倫なの」と……。なんと、堂々と夫との関係を告白してきたのです。近所の住民にそんな話をしてしまうなんて、とんでもない人です。あきれた私は、彼女からいろいろな証拠を引き出してやろうと、逆に意気込んでしまいました。

 

さすが美人はやることが違うと持ち上げると、彼女はスマホを部屋の奥に取りに行ってまでラブラブな写真を見せてくれました。私はすきを見計らって、こっそり自分のスマホで動画撮影をスタートさせたのです。いとも簡単に不倫の証拠が握れました。

 

そして私は夫に会わずとんぼ返り。これからどうしようかと数日、悩んでいた私のもとに夫から郵便物が届きました。パパから返事がきたと思った娘は大喜び。「開けて、開けて!」とせっついてきます。なんとなく嫌な予感がした私でしたが、娘がワクワクして待っているので、開けないわけにもいかず……。

 

開けてみると、中身は、なんと離婚届。いやな予感は的中してしまいました。

 

しかし、それを見た娘は大喜び。娘は緑色が好きなので、何か良いものに思えたのかもしれません。「ママ、やったね!」と言われ、冷や汗をかきました……。不幸中の幸いは、娘が緑の紙の意味を知らず、ショックを受けることがなかったこと。少しホッとしました。

 

その後、私は弁護士に相談。内容証明を送り、離婚協議に入ることに。

 

 

家族を裏切った夫の末路

慌てて電話をしてきた夫ですが、私は無視しました。もちろん、メッセージも。すると、夫はわざわざ帰ってきて、どうして連絡を無視するのかと私に怒って、詰め寄りました。自分だって私の連絡をさんざん無視していたくせに……。それに、そもそも夫はそんなことを言える立場ではありません。

 

夫は離婚届は彼女が勝手に送ったのだと言います。送られてきた離婚届は何も書かれていなかったので、不倫相手によって送られたのだと私もわかっていました。しかし、そうであっても、私は離婚すると伝えました。すると、夫は慌てだし、離婚する気はないと言います。夫に離婚の意思があってもなくても、夫が私たち家族を裏切った事実は変わりません。

 

うなだれた夫は、私への文句を言い始めました……。こうなったのは私にも原因があると言います。「ついてこなかったお前が悪い! 俺が寂しい思いをすることがなければ不倫に走ることもなかったんだ!」と怒鳴られました。

 

しかし、わが家は夫よりも私のほうが稼いでいます。家計のことを考えると、その仕事を辞めて夫についていくことができなかったのです。
 

それからも夫は反省も謝罪もすることなく、ぐだぐだと言い訳をして、ごねてきましたが、弁護士に間に入ってもらい、ほどなくして離婚が成立。本当に娘と2人だけの生活になった私。いろいろありましたが、これからは娘を第一に、愛あふれる育児をしていきたいと思っています。

 

◇ ◇ ◇

 

純粋に夫を心配していた妻。ひとり暮らしのはずの夫の部屋から見知らぬ女性が出て来たときは、つらかったことでしょう。寂しい思いをしていたのは妻も娘も同じです。信じて帰りを待っている家族を裏切った夫の罪は重いですね。そんな夫には、しっかり反省して、2人の幸せを願い生きていってほしいですね。

 

 

※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

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    ライターベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班

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