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「息子夫婦が住む家の内装は、姑が決めて当然!」支払い能力ゼロの夫を見捨てて建築中止した結果

私は、とある企業の会社員です。1年前に同じ年の彼と結婚し、とうとう念願のマイホームを購入することになりました。2人でどんな家にするのかを相談中で、毎日ワクワクした日々を送っていたのですが……。

 

夢と現実のギャップ

「早くマイホームが完成しないかなぁ」

 

家の購入手続きが終わってからは毎日のように夢を語る私。しかし、夫の態度は冷淡でした。おまけに、共働きで家事は分担するはずなのに、最近は私に丸投げ状態です。料理だけでなく、掃除や洗濯もしなくなり、私ばかりに負担が偏っています。

 

さらにマイホームの話し合いでも、夫は「どれでもいい」と無関心。決めるべきことを後回しにするばかりでした。

 

「俺は仕事で忙しいんだよ、一緒に暮らしていればわかるだろ」

 

「念願の私たちの家なのに。興味がないの……?」

 

そんな不満が募る中、インテリアデザイナーをしている姉がいろいろな相談に乗ってくれました。姉がいなければ、私ひとりでてんてこまいになっていたことでしょう。

 

だ、誰…?

こうして、いよいよ内装を決める段階に。夫は話し合いにすら参加せず、「そんなのどうでもいい」と取り付く島もありません。仕方なく姉と工務店に出向くと、約束の時間にすでに先客が。机に私たちの家の平面図を広げ、私たちの担当の人と、ノリノリで壁紙を選んでいます。

 

振り向いたのはなんと、義母でした。おまけに、その陰からひょっこり顔を出したのは夫。あれだけ私と一緒にモデルハウスやデザイン家具のお店を回るのを嫌がっていたのに……。

 

「遅かったじゃない。あなたは何も決めなくていいわよ、すべて私が選んであげたから」と自信満々の姑。しかも、「息子の建てる家の内装は姑が決めて当然。いずれは同居だしね」と言い放ったのです。おまけに、夫も「母さんのセンスはバッチリだよ」と無邪気に肯定。

 

私と姉は、怒りを通り越してあぜんとするしかありませんでした。

 

 

反撃⇒決断

「私たちの家なのに……」と主張しても、「嫁は姑の言うことを聞くもの」と取り合わない姑。夫もウンウンとうなずいています。

 

しかし、ここで気を取り直した私。このまま好きにさせてなるものか! 私は、「そんなこと言っていいの? 頭金もローンも私が用意するんだから、あなたたちに決定権なんてないわ」と工務屋さんの前で宣言しました。

 

姑と夫は、「でも、もう契約書交わしちゃったし、今さら取り消したらキャンセル料もかかる……」と動揺しています。

 

「知るか! お金も出さず家事もしない。姑の言いなりになる夫に与える家はない」と言い放ち、「マイホーム建築は中止!」とその場で決意しました。

 

姑は、「なら息子にもローンを払わせる! 私の老後の家を手放すものか」と暴走し、夫を連れてその場を去っていきました。

 

半年後…

その後、夫は義実家に入り浸り、1カ月ぶりに帰宅。そして離婚届を差し出したのです。「俺と両親の名義で家を建てるから、お前は用なし」とドヤ顔でした。

 

「よくローンの審査に通ったな……」と疑問を抱きつつも、「望むところよ」と私は離婚を即決しました。「せいぜいママの理想の家を建ててあげれば?」と言い放ち、離別することになりました。

 

これで一件落着……かと思いきや、なんとそれから半年後に、姉と同居していた私のところに元夫が涙目で助けを求めてきたのです。

 

「俺のマイホームが!」

 

夢のマイホーム実現?

「いいから来てくれ、あんな家、住めるか!」と絶叫しながら助けを求めてくる元夫。手を差し伸べる義理はありませんが、元姑が仕上げたという家に興味が湧き、現地へ向かうことにしました。

 

するとそこには、外も中もド派手なピンク一色の家がデーンと直立。これではまるでモーテルかラブホテル。どうやら義母のセンスが炸裂し、悪趣味の極みとなってしまった様子です。

 

私は笑いをこらえながら、「もう無関係でしょ」と突き放しました。

 

子どもの多い閑静な住宅街に建てられたこの家は、近所からもクレームが来るほどだったとか。悪目立ちして酷評された挙句、体面を気にする姑と夫はいたたまれなくなり、結局は再び売りに出したのです。その後、購入者がすてきにリフォームを施し、若い夫婦に貸し出されることになりました。

 

「幸せそうな夫婦に借りてもらえてよかった!」

 

実は、その家を購入したのは私。姉が知り合いの業者と掛け合って、シンプルでモダンな内装の家が完成し、とんとん拍子で賃貸が決まりました。安定した家賃収入を確保でき、結果オーライです。

 

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妻の意見を聞かずに勝手にマイホームの内装を決め、同居すると言い張る姑に、甲斐性ゼロの夫。こんな人たちのためにローンなど組まずに済んでよかったのかもしれません。時には即決する意気込みも大事ですよね。

 

 

※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

 

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