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機内で泣き止まない息子を必死にあやす私…「ねぇ、ちょっと」周囲の冷たい視線を感じていると、隣の夫婦が…!?

上の息子が5歳、下の息子が生後5カ月のころ、飛行機に乗って旅行へ行くことに。下の子にとっては初めての飛行機。どうか泣かないでと願って乗りましたが……。

 

生後5カ月の息子の初めての飛行機

5歳の長男と生後5カ月の次男、私、そして私の姉の4人で、飛行機に乗って旅行へ行くことにしました。下の子にとっては、初めての飛行機。人見知りや場所見知りをするほうではなかったため、大丈夫だろうと思いつつも、泣き出さないかなと一抹の不安もありました。

 

姪っ子との飛行機の苦い思い出

一抹の不安の理由は、私が姪っ子と飛行機に乗ったときの苦い思い出があるからです。そのときは、4歳と生後6カ月の姪っ子、私の姉、そして私の4人で飛行機に乗りました。通路を挟んで2席ずつしかない小さな飛行機で、私と4歳の姪っ子が隣同士に、一方、生後6カ月の姪っ子を抱いている姉は通路を挟んで隣の席に座りました。

 

しばらくして、姉の隣の席に座った男性がやってきました。その男性は座席を確認するなり子連れの姉を見て、あきらかに嫌そうな顔。座席に着いた後も大きくため息をつき、必要以上に間を開けて座っていました。

 

 

幸い生後6カ月の姪っ子は、時々少しぐずる程度で飛行機は無事到着。しかし、降りる際にも姉をにらむように降りていく男性。そんな、子どもを連れているだけで嫌な顔をされるという、悲しい思い出があったのです。

息子が泣いてしまった!老夫婦が声をかけてきた理由は

「どうか、泣きませんように」と願いながら飛行機に乗り込みました。混雑していたため姉と5歳の息子は少し離れた席になり、私は生後5カ月の息子を抱いて座りました。

 

そして離陸して20分程経ったころ、不安が現実に。息子が泣き始めてしまったのです。機内はやや暑く汗をかいていたので、服を脱がせましたが泣き止みません。姉たちも離れた席のため、助けを求めることもできず……。

 

 

すると、通路を挟んだ隣の席の老夫婦が、「ねぇ、ちょっと」と声をかけてきたのです。そして、「あらあら、こっちを見てごらん」と息子に話しかけてくれて、「いないいないばあっ!」をしたり、手遊びで息子をあやしてくれたのです。それを見て次第に息子は泣き止み、最後には笑顔になりました。

 

やがて飛行機は無事到着し、降りる際に改めてお礼を伝えると「孫が小さいときを思い出せて楽しかったわ。ありがとう」と素敵な言葉までかけてくれました。

 

 

子どもが苦手な方も、もちろんいると思います。しかしこの経験をして、やさしい人もたくさんいるのだなと感動しました。私のように困っている親子がいたら、老夫婦のようにやさしく手を差し伸べられる人になろうと思えた出来事でした。

 

著者:山本 ももこ/30代女性/2018年と2022年生まれの男の子のママ。事務職。長男とKPOPの推し活中。近所に農家をしているおじおばが住んでおり、子どもたちは大人に囲まれて暮らしている。

イラスト:はたこ

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年3月)

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