走って追いかけてくる男性…
好きなキャラクターのぬいぐるみのクレーンゲームを見つけて、さっそく挑戦。しかし、お小遣いを使い果たしてもぬいぐるみは取れず、悔しくて目に涙をいっぱいためながら「欲しい!」と駄々をこねる息子。私は「今日はもう終わりだよ」と、なんとか息子に言い聞かせて、ゲームセンターをあとにしました。
しょんぼりした息子を連れて歩いていると、息子が欲しがったぬいぐるみを手にした若い男性が、後から走って来て声をかけてきたのです。なんと、その男性は息子が挑戦から諦めて帰るまでの一部始終を見ていたようで、ぬいぐるみを取って追いかけて来てくれたのです。
男性から「どうぞ」と差し出されたぬいぐるみを受け取った息子は、泣いていたのが嘘のように瞬く間に満面の笑顔に。私が「取るのにかかった代金をお支払いします」とお金を出そうとすると、男性は「いやいや、いいです! 取るのが趣味なのでもらってくれて助かります!」と言って、またねと笑顔で手を振って去って行ってしまいました。
見知らぬ人に突然話しかけられてドキッとしましたが、やさしさに心がほっこりしてとてもうれしかったです。息子はすっかりかっこいいお兄さんに憧れて、「ぼくもやさしいお兄さんになる!」と言って、毎日もらったぬいぐるみと一緒に寝ています。
著者:玉井 紗良/30代・女性・専業主婦。1児の母。
イラスト:大福
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年2月)
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