「ずっと家にいるお前と外で働いている俺、どっちが疲れてると思ってんの?」と夫に言われ、カッチーン。夜泣きもあって常に寝不足の状態の私。疲れも取れません。
息子を出産する前、子どもが2人になったら家事と育児は分担したいと夫に伝えました。それに対し、「わかった」と言ったのですが……。
私がその話を持ち出すと、「ちゃんとやってる」と自慢げな夫。私が子どもを見ていてほしいと言うと、夫は本当に見てるだけなのです。泣いても抱っこしようとせず、ただ眺めているだけ。えっ!?と本当に驚きました。
「ひとり時間が必要」と外出ばかりの夫
週末は家にいてほしいと伝えても、気づけばひとりで外出している夫。「ひとりの時間に頭を整理するからこそ仕事を頑張れる」という夫の主張を理解できない訳ではありませんが……。寝不足で食事もパパッと済ませ、休む間もない私にとって夫の主張を受け入れる余裕はありません。もう限界なのです。
結局、夫から「夜は子どもたちの面倒を見る。その代わり、昼間にひとりの時間をくれ」と言われ、渋々うなずきました。ところが、その直後に「おいしい白ワインをいただいたから、夕飯は魚料理にしてくれ」と、わがままなリクエストが。
ある日は家族で出かける予定だったのに、「友だちに教えてもらった絶景スポットに行く」と言い出しました。せめて娘だけでも連れて行けばいいのにと思いましたが、「コーヒーを飲みながら静かな時間を過ごしたいから、子どもはダメ」と断固拒否。
なぜここまで夫に合わせなければいけないのでしょうか。
家事も育児も丸投げの夫に限界。そして…
家事や育児の大変さをわかっておらず、私が家でのんびりしていると思っている夫。私や子どもたちに興味がなく、夫には家族と一緒に暮らしているという意識がないように感じます。同じ家で寝起きしているだけで、家のことには一切関わらない。そうなると、もはや夫は「ただの同居人」。
働いていることには感謝していますが、それ以外はすべて私任せ。「仕事をしていれば十分」と思っているかもしれませんが、それは大きな間違いです。私が思いを伝えると、夫は逆に「いい加減にしろ」と怒り出しました。世の中にはシングルマザーで頑張っている人もいるのだから、私は夫に甘えすぎているというのです。……それって、話のすり替えでは?
結局、夫はひとりで絶景スポットへ。しかも、お弁当を用意してほしいと要求。呆れて言葉も出ませんでした。でも、この一件をきっかけに私はある決意を固めることができたのです。
翌日、ひとり時間を満喫した夫が帰宅。
「ただいま〜!」
「なんで誰もいないんだ?」
夫が連絡してきたので、言ってやりました。
「おかえりなさい。1人になりたいんでしょ!?」
「え!?」
これで夫は満足なはず。 私は夫の不在中に家を出ました。離婚届を置いて……。
離婚届に判を押さない夫。そこで出した条件とは
第2子が生まれる前の約束を破り、結局何もしない夫。そんな夫の態度に嫌気がさし、「これなら離婚したほうがマシ」と気づきました。私の決意を知った夫は「だったら離婚してやる!」と息巻いていましたが、1週間たっても離婚届に判を押さず、ぐずぐずするばかり。挙げ句の果てに「今のうちに謝れば許してやる。後悔しても知らないぞ」と脅してくる始末。――後悔なんて、するもんですか。
しばらくすると、あれほど勢いのあった夫はすっかり元気をなくして「戻ってきてほしい」と言ってくるようになりました。部屋がどんどん散らかっていくのを目の当たりにし、ようやく自分の間違いに気づいたようです。私に甘えていたこと、子どもたちの声が聞こえない生活がどれだけ寂しいものだったか、ようやく実感したとのこと。「一番大切なのはひとり時間より家族だった」と、今さらながら口にしていました。
あまりにもしつこく関係修復を求めてくるので、私は一度だけチャンスをあげることに。夫に育児休暇を取ってもらい、1カ月間、家事と育児を任せることにしたのです。尻込みしていた夫も最終的に同意。私の母と義母が交代で、ときどき夫の様子を見ることになりました。この1カ月の結果を見て、離婚を取り消すか判断しようと思ったのです。
始まって早々、夫は音を上げました。家事も育児も甘く見ていたようで「ひとりになる時間がなくて頭がおかしくなりそう」と弱音を吐いていました。でも、ようやく私の大変さが少し理解できたかもしれません。反省した夫は、真剣に誓いを立てました。これからは家事も育児も協力して行うこと、そして私のひとり時間もきちんと確保することを約束してくれたのです。もし口先だけなら、そのときこそ本当に離婚します。
あれから夫は変わりました。これからはお互い助け合いながら、笑顔の絶えない家庭を築いていきたいです。
◇ ◇ ◇
家事や育児の大変さは、実際に体験してみないとわからないことも。だからこそ、思いやりと支え合いが大切ですよね。相手の立場を想像して歩み寄ることで、お互いが気持ちよく過ごせるよう心がけたいですね。
【取材時期:2025年2月】
※本記事は、ベビーカレンダーに寄せられた体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。