お酒を飲むのが好きな夫は、元々仲良しの先輩の家で開かれる飲み会に週1回ほど参加していましたが、次第に週2~3回に増えてしまいました。
夫が週3で飲み会に
夫が夜中に帰宅する際に大声を上げるため、せっかく長時間かけて寝かしつけた息子を起こしてしまいます。その度に、私は息子を再び寝かしつけなければならず、睡眠不足が続き、苛立っていました。
夫に「飲み会を少し控えてほしい」と伝えても、聞く耳を持ちません。「先輩に気に入られれば、出世できるかもしれないから」と夫。夫にとって飲み会は、仕事の一環のようです。
先輩が隠している真実
ある日、何気なく夫の先輩の名前を尋ねました。すると、驚くべきことに、その人は私の大学の先輩だったのです! その先輩は結婚後も家庭を顧みず、結局妻に愛想を尽かされ離婚したと聞いていました。
しかし、夫はその事実を知らず、その先輩を尊敬しているようでした。「お前も俺みたいにできた嫁をつかまえるべきだったな。嫁ガチャはずれたな!」というような会話をしているとのこと。
それを聞いて頭にきた私は「あなたの会社のその先輩は、私の大学の先輩だって知ってた? 彼は家庭を顧みないで、結局奥さんに離婚されたんだって。離婚してひとりで寂しくて、頻繁にあなたを飲みに誘ってるんじゃないの?」「私たちも、このままじゃ同じ道を歩むと思うけど。私たち、ちゃんと向き合わないといけないと思う」と夫に告げました。
ハッとした夫、その後
夫は自分の離婚危機にようやく気付き、焦った様子。「家族を大切にしなくちゃいけないって、本当にその通りだと思う。これまで、つらい思いをさせて本当にごめん」と謝罪してきました。そして先輩からの飲み会の誘いを断り、毎日まっすぐ帰って来て一緒に家事や育児を分担してくれるようになりました。
それからというもの、私たちは一緒に子育ての楽しさを学びながら、かけがえのない家族の時間を大切にするようになりました。何よりも大切なのは、互いに寄り添い、支え合うことだと改めて感じました。夫が改心し、行動で示してくれてよかったと思った出来事でした。
※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。