御曹司と婚約したA子
お店の前に集まった、私とA子とB子。しかし、店に入るなりA子は「帰る!」と言い出し、お店から出て行ってしまったのです。
私は驚きながらも、A子に「どうしたの? 急に帰るなんて言い出して」と連絡。するとA子からは、「だって、お店が超ショボかったんだもん」との返信が届きました。
ただ、予約したお店は、以前私の誕生日にA子とB子が予約してくれたところです。そのときは、「こんなにおいしいピザ、初めて食べた!」とお店を気に入っていたはず。「なのにどうして?」と疑問に思っていると、「私、結婚するんだよね。実家がそこそこの企業の御曹司と! だから、もうあんたたちとは格が違うの。今日のお店は今の私のレベルには合ってないのよ!」とA子。
A子は昔から、玉の輿に乗るのが夢だと言っていたのですが、どうやら夢が叶った途端に別人になってしまったよう。
さらにA子は、「まぁでも安心してよ。私って意外と友情とか大事にするタイプだからさぁ〜。これからも友だちではいてあげる」と、私たちのことを見下してきます。
ただ、今日のおこないは、私たちとの友情を大事にするつもりがあるとは到底思えません。私は、「もういいよ。今日はB子と2人で楽しむから。高級店でもなんでも行ってきたら」と言って連絡を区切りました。
結婚式に招待され…
その日以降、A子からは毎日のように、セレブ生活を自慢するメッセージが送られてきました。それだけでなくA子は、「2人みたいなブスが玉の輿は無理だろうけどね」「庶民のお店に行くなら私が全額出してあげるわ」など、私とB子のことをバカにする内容も送ってくるのです。
浮かれモードもそのうち落ち着いて元のA子に戻るだろうと思っていましたが、さすがに不快な発言が続き、私たちはうんざり。
そんなある日、「豪華な結婚式に招待してあげるわ」「ご祝儀はそれなりの額を包んでね」とのメッセージが。私たちは、「結婚式でA子との縁は終わりにする」と決意し、出席することを伝えました。
結婚式当日にご祝儀事件が勃発!
それから数カ月後、私とB子はA子の結婚式へ。受付を済ませて少しすると、A子から「ふざけんじゃないわよ! 何よこのチンケなご祝儀は!」と怒りのメッセージが届きました。
私たちは豪華な結婚式ということで、ひとり5万円を包んだのですが……。それでもA子は、「こんな金額で今日の式に釣り合ってると思ってるの!?」とご立腹の様子。さらに、「彼の友だちは10万以上包んでいるのよ! 私に恥かかせないでよね!!」「最低でも10万円よ。それすら払えないなら今すぐ帰って!」と言うではありませんか。
幼なじみだったとしても、10万は包めません。「10万は無理よ。あと、その5万円はご祝儀としてだけじゃなくて、手切れ金のつもりで包んだの。本当に帰っていいのね? さようなら」と伝えて、私とB子は式場を後にしました。
A子からは「はあ? 私に嫉妬してるだけでしょ!」「せっかくおこぼれで、彼のお金持ちの友だちを紹介してあげようと思ってたのになあ~。土下座してきても、仲直りなんてしてあげないからね。もう二度と連絡もしない!」との暴言が届きましたが、私はすべて無視。
こうして、私たちはA子との関係を終わらせたのでした。
※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
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