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「帰りたい!」バイキングに飽きてグズる子どもたちに疲弊していると…→「おい」隣のご夫婦がかけてきた言葉に驚愕!

まだ子どもたちが保育園に通っていたころのことです。シングルマザーとして子育てをしていて、毎日忙しく過ごしていた私。ある日、どうしてもバイキングのレストランに行きたくなりました。そこで、子ども2人を連れてレストランへ行ったのですが――。

 

隣のご夫婦が声をかけてきた驚きの理由

バイキングで子ども用と自分用の食事をお皿にとると、子ども2人を私の両サイドに座らせて食事をしていました。子どものおなかがいっぱいになっても、この日ぐらいは、スマホで動画を見せておけば大丈夫だろうと安易に考えていました。

 

食べ始めて15分ほどで、子どもたちはすでに食事を終え、早くも飽き始めました。動画を見せようとしても「早く帰ろう」と連呼し、ぐずり始めたのです。

 

ジュースもデザートも動画も拒否され、これはもう退散するしかないと諦めた私。ひとまずお皿にとった食事を急いで食べることに。

 

すると、隣の席の高齢のご夫婦が「おい」と声をかけてきました。私は、もしかしてぐずっている子どもたちがうるさいと怒られるのではないかと、ちょっと戸惑った顔をしてしまいました。

 

男性は「おじちゃんと遊ぶか」と子どもと遊び始めてくださったのです。そして女性が笑いながら言いました。

 

「私もねぇ、子どもが小さいころはゆっくりご飯も食べられなかったの。この人、今はこんなことしてるけれど、まったく子どもの面倒を見なかったんだから」「私たちはもう食べ終わったの。あなたはゆっくり食べなさい」

 

そして女性はご自身の手帳にアニメのキャラクターの絵を描いて、子どもたちを喜ばせてくれました。子どもたちはご夫婦のおかげで騒ぎがおさまるどころか、すっかりご機嫌に。おかげで私はゆっくり食事することができました。私は本当に感謝の気持ちでいっぱいになりました。

 

後日、近所のスーパーで買い物をしていたらご夫婦にばったり会いました。どうやら、そのご夫婦が近所に住んでいるということがわかった私たちは、その後、お家にお邪魔させていただくことになり、今では何度も遊びに行く関係になりました。子どもたちはお2人を「おじい」、「おばあ」と呼び、とても慕っています。この経験から、いつ、どこに、どんな出会いがあるかわからないものだと実感しています。そしてこのご縁を大切にしようと思っています。

 

著者:小澤礼子/30代女性/12歳の娘と10歳の息子を育てるシングルマザー。キャバクラで働いている。

イラスト:はたこ

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年1月)

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