片づけが苦手な友人宅に漂う異臭
大学卒業を目前に控えていたころ、引っ越しをする学生が増えていたので、私も少しずつ部屋の片づけを進めていました。そんなある日、普段から片づけが苦手で有名な友人から「片づけを手伝ってほしい」と連絡があり、これまでにも何度か手伝ったことがあったため、特に迷わず引き受けることに。
後日、友人の部屋を訪ねると、部屋中になんともいえない異臭が漂っているではありませんか。友人自身も「部屋が臭くて困っているけれど、原因がわからない」と首をひねっていました。
片づけるほど強まる謎のにおい
とにかくゴミをまとめたり、荷物を段ボールに詰めたりと手分けして片づけを始めたのですが、整理が進むにつれて、むしろにおいが強くなっていく気がしました。大学生が暮らす狭いワンルームだったので片づけ自体はすぐに終わったものの、結局目に見えて腐敗しているようなものは見つからず、原因は不明のまま。
最後に残ったキッチン周りを確認してみると、どうやらその辺りでにおいが一番強いことに気が付きました。「何か腐ってるかも」と言うと、友人は「食べ物はほとんど残していないし、冷蔵庫も空にしたから何もないはず」と答えます。実際、生ゴミも見当たらず、腐りそうなものはどこにもありませんでした。
「忘れてた」と友人が取り出したものは
「もうお手上げか」と諦めかけたところで、友人が「あ、あれを忘れてた」と取り出してきたのはなんと炊飯器。話を聞けば、数カ月前に使った後、そのまま洗わずに片づけてしまったのだそうです。恐る恐るフタを開けてみると、息が詰まるほどの異臭とカビが生えたご飯が……。間違いなく、それが強烈なにおいの原因でした。
友人は「洗えば使える」と言い張っていましたが、結局、必死に説得して炊飯器を処分することに。部屋中がひどいにおいだった体験はかなりの衝撃でしたが、それ以上に「炊飯器は絶対放置しない」と心に誓い、こまめな掃除の大切さを改めて実感しました。あの光景をもう二度と見たくはありませんが、大学生活最後に忘れられない出来事になりました。
まとめ
炊飯器を放置することが招く恐ろしさと、こまめな掃除の大切さを身をもって痛感した出来事でした。大学生活最後に、教訓を得られたように感じています。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
著者:東まれい/20代女性・パート
イラスト/エェコ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年2月)
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