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「彼とハワイにいるの♡」結婚式当日にまさかの裏切り。僕を捨てた彼女と「彼」の未来は…思わぬ結末に!?

僕が過去に経験した出来事です。僕の結婚式当日。新婦である妻は……結婚式場に現れませんでした。電話も通じず、何かトラブルが起こったのかもと不安に思っていた僕。しかし、そうではなく、彼女が式場にこなかった理由は……。

結婚式当日にまさかの裏切り

結婚式当日の朝。当時、妻となる女性とは別々に暮らしており、それぞれの家から結婚式場へ向かうことになっていました。僕が先に式場に到着したのですが、どれだけ待っても彼女は現れません。何かトラブルに巻き込まれたのかもと思い、何度も連絡を取ろうとしましたが、電話もつながらなくて……。

 

そんな中、姉がやってきました。姉は化粧品開発、販売をする会社を経営しており、自身の秘書と一緒に控室にきてくれたのです。2人は真っ青になる僕を見て、異常事態だと察したようです。彼女がこないこと、何かあったのかもということを話していると……なんと、彼女から電話が!

 

慌てて出ると、彼女は「今、彼とハワイにいるの」と呑気な様子で言います。そして、「あなたじゃなくて、お金を持っている彼にすることにしました。彼は一流企業の社員だから式場のキャンセル代も、あなたへの慰謝料もすべて払ってくれるから」と言われ、一方的に電話を切られてしまったのです。

 

彼女は僕でなく別の男性を選び、ハワイへ。僕は彼女から捨てられてしまったのです。

 

このことを知った姉は怒りを露わにし、「結婚式後に入籍するつもりだったとはいえ、ありえない」「相応の対応をしないと」と冷静な口調で言いました。結局、結婚式はキャンセルに。式場の方にもゲストにも本当に申し訳ないことをしてしまいました。ちなみに彼女の両親もこのことに驚いており、彼女の行動について「責任を取る」と何度も頭を下げてくれました。

 

姉と秘書の静かな怒り

後日。僕は姉が経営する会社にきていました。そこへ「おつかれさまで~す。ハワイのお土産配りま~す」と出社してきたのは、結婚するはずだった女性が「彼」と言った男性でした。

 

彼女は「一流企業の社員」と言った際、会社名も口にしていて、その会社とは姉の会社だったのです。僕は彼に事の経緯を聞くためにきていたのです。そして姉と姉の秘書と共に、僕は彼に事の経緯を問いました。すると、彼女とは、会社の商品を購入した彼女からのクレーム対応を彼が担当することになり知り合ったのだとか。その後、街中で再会して仲を深めていったと言います。

 

彼は「僕の彼女への気持ちは本物で……」「結婚式の費用も慰謝料も払います」と申し訳なさそうにしながらも口にしていましたが、正直お金の問題ではありません。

 

僕が何も言えずにいると、隣にいた姉と姉の秘書が僕の代わりに怒ってくれ、僕は2人の言葉に救われる思いでした。

 

立ち直りと…新たな挑戦

ただ……どれだけ怒っても、落ち込んでも、お金をもらっても、失ったものは戻ってきません。彼女と過ごした楽しかった日々も思い出されて、僕は虚しい気持ちになってしまいました。すると、姉の秘書がそっと僕に声をかけてくれました。「このまま結婚していたらもっと大変だったかもしれませんよ」「見方を変えれば、本性を知ることができてよかったと言えるのかもしれませんね」と。そのひと言に、少しだけ心が軽くなりました。

 

続けて彼女からは驚きの提案が。なんと姉の会社で、新しい職場で挑戦をしてみないかと言われたのです。突然のことに戸惑い、最初はこんな大企業で自分が働けるはずないと断りましたが、彼女の真剣な眼差しと温かな励ましに背中を押された僕。また、つらいことがあった今、環境をガラッと変えて心機一転するのもいいかもと思い……僕は思い切ってこれまで勤めていた職場を辞め、姉の会社の中途採用試験を受けることにしたのです。

 

そして全力で試験に挑み……無事に内定をもらって、新たな一歩を踏み出すことができたのでした。

 

静かなる逆転劇?

姉の会社に入社するということは、婚約者だった彼女の「彼」とも同じ職場で働くことになります。それは覚悟のうえでした。元営業だという姉の秘書が、僕の営業としての至らない点を細かく指摘し、指導してくれていたため、彼からはそのことについて「ひとりの社員を特別扱いしている」と言われたこともありましたが、彼女は「営業の社員の方には、入社してしばらくは同じことをしています。あなたにもしていましたよね」とバッサリ。

 

そんな彼は、僕の結婚相手を寝取ったということが社内で知れ渡ったためか、社内でも周囲との関係が悪化していたよう。居づらくなったのか、しばらくして退職してしまいました。慰謝料は毎月分割で払われていますが、時折、婚約者だった彼女のほうから「もう少し待ってほしい」と言われることもあり、彼らは彼らで苦しい日々を送っているのかもしれません。

 

僕はというと、姉の秘書の指導のおかげもあり、大きな契約を結ぶことに成功しました。仕事にもやりがいを持つことができ、新しい環境で今は仕事に打ち込もうと気合いが入っています。恋愛については、しばらくはいいかなと思っていましたが……。ある商談へ行こうとした際に、姉の秘書が僕のネクタイを直してくれ、その様子を見た姉から「まるで夫婦みたい」と茶化されました。「そんなこと彼女に失礼だ」と姉に返しながらも、少しだけ彼女との未来を想像してしまった僕がいました。

 

 

 

※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

 

 

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    ライターベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班

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