夫からうれしい提案が!
双子の息子と娘は2歳4カ月になり、自我も芽生え、以前より自分の意思で食事をし、話を理解してくれることが増え、少しずつ育児もラクなってきました。それでも1日中子どもたちと一緒に過ごすのはなかなかの体力勝負。
夫の「ひとりで子どもたちを見るからゆっくりしてきて」という提案に、少し期待と不安が入り混じりましたが、約1年半ぶりのひとり時間に私は大喜びで予定を立てました。
夫のワンオペが少し心配…
私が外出するのは朝8時から夕方18時半まで。その間、夫には次のようなタスクをお願いしました。
・朝食後の片付けと公園遊び
・昼食の準備と食事
・昼寝の寝かしつけ
・図書館へ絵本の返却
・お風呂の準備とおむつ替え
このスケジュールを夫がこなせるか少し心配はありましたが、「これで大変さを少しは理解してもらえるかも」と期待も抱きながら、ウキウキで私は出かけました。
帰宅後、夫の感想にイラッ
18時半過ぎに帰宅すると、双子たちは元気そうに遊んでいました。夫と一緒に寝室へ行き、子どもたちの寝かしつけを終えたあとに、「今日はどうだった?」と夫に感想を聞いてみました。
すると夫は、「頼まれたことは全部できたし、楽勝だったよ。仕事のほうがやっぱり大変。いつも大変だって言ってるけど、何がそんなに大変なの?」と言ってきたのです。
私はその言葉に少しイラッとしながらも「日中の様子はどうだったの?」と夫に尋ねると、食事はきちんと食べ、駄々をこねることもなく、比較的スムーズに1日を過ごしていたとのこと。
それなら確かに夫にはラクに感じたかもしれません。そこで私は、「え、そんなに良い子だったんだ。私より育児がじょうずなんだね。またお願いしてもいいかな?」と、あえて夫を持ち上げる言葉を選びました。
苛立ちをぶつけなかった自分を「よく耐えた!」と心の中で褒めつつ、夫に自信をつけさせて今後もひとり時間を確保してもらおうと決意。
こうして、夫の初めての半日ワンオペ育児は、少しモヤモヤしながらも、次につながる良い経験になったように感じています。そして現在は月2回ほど、友だちとごはんに行ったり、ひとりで買い物に行ったりする時間を確保できるまでになり、リフレッシュをする機会が増えました。
ひとり時間ができる前は、自分だけが育児をしているという感覚がいつもあったのですが、夫と育児の大変さや苦労など話して共有できることも増え、共に育児を頑張っていると感じることができました。
著者:野中 まゆ/30代女性。2022年生まれの男女双子の母。13年保育士として勤務。出産を機に退職し、現在は保育士経験や自身の子育て体験をもとに、在宅で執筆業務をおこなっている。
イラスト:森田家
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年3月)