夫の実家の変わった風習。実は…?
帰省の際、義母が必ず口にするのが「今度〇〇ちゃんの誕生日があるから、プレゼントを用意してね」との言葉。もちろん誕生日当日に会うわけでもなく、直接お祝いの言葉を言う機会もありません。ただネットでプレゼントを手配して義母宛に送り、義母から甥姪に渡すというのが定番の流れでした。しかも義母が「〇〇ちゃん、こんなのが欲しいって言ってたわよ」とあげるものまで指定する始末。この習慣は結婚して3年ほど続いていましたが、夫曰く独身時代から続けているとのことで、何の疑問も持たずに甥姪へのプレゼントを用意しているよう。
その後、私たち夫婦は子どもを授かりました。しかし、出産のお祝いはいただいたものの、子どもが1歳、2歳と誕生日を迎えても、夫の兄弟から私たちの子どもへ誕生日プレゼントが贈られてくることはなかったのです……。人数が多いこともあって、年間のプレゼント代の出費は約5万円とばかになりません。わが子には贈ってもらえないのになぜ甥姪には贈らねばならないのかと、さすがに我慢の限界に達した私。夫にさすがにおかしいと訴えると、義母にメールをしてみるとのこと。「自分たちも子どもが生まれて、出費がかさむようになった。独身時代から続けていたけれど、甥姪へ誕生日プレゼントを贈るのをやめようと思う」と夫がメッセージを送信しました。
すると、夫のメールを見た義母からすぐさま驚きの電話がかかってきたのです。「これまでずっと2つずつプレゼントを渡していたのに、突然困るわ! おばあちゃんがケチになったと思われるじゃない」と予想外の言葉が。なんと義母は、夫が用意したプレゼントを、自分からの贈り物として孫たちに渡していたのでした。プレゼントは夫からだとは言わず、義母を “気前のいいおばあちゃん”として演出するのに使われていたことを、夫も兄弟たちもまったく知らなかったのです。元々疎遠だったこともあり、夫は兄弟たちからお礼の連絡が今まで入らなかったことに疑問や不満を感じていなかったようですが、義母からのプレゼントとして扱われていたことは、さすがに許せなかったよう。夫は「あり得ない! うちはもう甥姪のプレゼントを用意しないし、うちの子どもにも用意してくれなくて結構!」と一喝! そして私たちから甥姪へプレゼントを贈ることはなくなりました。
夫の実家での風習だと受け入れていたことが、まさかの義母の独断で行われていたことがわかった今回の事件。おかしいと感じることがあれば、早めに追及していくことも大事だと学んだ出来事です。
著者:田村ゆい/30代・ライター。5歳と3歳の姉妹を育てる2児の母。夫が単身赴任中のため毎日がワンオペ。最近自転車に乗れるようになった長女のために、毎日自転車練習に付き合う日々を過ごしている。
作画:Pappayappa
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年2月)
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