かぶをあっという間に消費するレシピとは?
今回参考にしたのは、NHK『きょうの料理』で、料理研究家・和田明日香さんが紹介した「かぶの塩昆布あえ」です。
塩と砂糖を間違えない限り上手くいく超簡単レシピなのですが、手間と味が比例しない美味しさ。
レシピの基本を押さえればアレンジの幅も広いので、色々な野菜をモリモリ食べたいときにもおすすめですよ。
和田明日香さん「かぶの塩昆布あえ」のレシピ
材料(2人分)
・かぶ(大) …2~3個(正味320g)
・塩昆布(細切り)…大さじ1
・みょうが (小口切り)…2個分
・白すりごま…大さじ1/2
・塩…少々
・ごま油…大さじ1/2
・水…大さじ2
作り方①かぶを切る
かぶは茎の部分を2cmほど残して、葉を落とします。皮をむいたら6つ割りにしましょう。
作り方②かぶを加熱する
切ったかぶを耐熱ボウルに入れ、塩昆布、水、塩を加えて和えてください。ふんわりとラップをかけ、600Wの電子レンジで2分〜2分30秒間ほど加熱します。
秋冬のかたいかぶは電子レンジで加熱した方が良いですが、春先のやわらかいかぶであれば、加熱する必要はありません。
今回用意したのはやわらかい春かぶだったので、生のまま使いました。
作り方③かぶを和える
水けを切り、みょうがと白すりごま、ごま油を加えて和えたら完成です。
加熱をしなくても、塩で和えると水分が出てくるので、味がぼやけないようにしっかりと水けを切ってくださいね。
【実食】かぶの旨みを心ゆくまで堪能!
早速かぶりついてみたところ(かぶにかぶりつく……)、あまりの美味しさに悶絶。
1切れがかなり大きめなので、ワイルドにバクッといくのがこの料理の醍醐味。かぶの果肉のきめ細やかさや甘みを、ここまでダイレクトに感じたのは初めてです。
みずみずしいかぶに塩昆布がよく絡み、噛むたびにほどよい塩気と旨みが広がる、あと引く味わい。
みょうがの爽やかな風味がふわりと抜け、すりごまの優しい甘みとコクが全体をまろやかに包み込みます。
ごま油の香ばしさが加わることで、シンプルながらも奥行きのある味わいに。かぶのやわらかさとシャキッとした茎の食感のコントラストが楽しく、茎の部分を少し残した意味を理解しました。
塩昆布はもちろん美味しいのですが、味が単調になりがちなので、料理に使うのは何となく避けていたんです。
今回、薬味の組み合わせ次第で味がガラッと変化することに気付けたのは、大きな収穫。
味がマンネリ化するのは塩昆布のせいではなく、塩昆布に頼り切っていた己の甘えが原因だったようです。
他の野菜を使って自己流アレンジに挑戦!
作り方はそのままで、かぶの代わりにきゅうりを使ってみます。さっぱりとしたきゅうりのみずみずしさが引き立ち、爽やかで軽やかな味わいに。
斜め薄切りにしてから和えるとあっという間に味が馴染み、お箸が止まりません。誰かに手をパチンと叩いてもらわねば、ずっと食べてしまいそうです。
半分にカットしたミニトマトとモッツァレラチーズを和えても絶品。とにかく、和え衣が万能すぎるんです。
塩昆布の旨みが、モッツァレラチーズのミルキーな味わいやミニトマトの甘酸っぱさとよく合い、お酒の棚にチラッと視線がいってしまいます。
ちなみに、アレンジに使いたかった食材の第1候補はアボカドだったのですが……家にあったものを切ってみたら、悪いことが起きる予兆じゃないかと震え上がるレベルの真っ黒い果実が詰まっていたので断念。
絶対に美味しいはずなので、いつかリベンジしようと思います。皆さんも、ぜひあれこれと冒険してみてくださいね。
美味しいかぶを見つけたらぜひ塩昆布和えに!
食卓の名脇役になれそうな今回の一品は、覚えておくと重宝するレシピです。
野菜を手軽にボリボリ食べたいときにも、ぜひ作ってみてくださいね。