記事サムネイル画像

私物のおもちゃがよその子の元へ…父親に返却を頼むと「今娘が遊んでるんだ!」え?すると奥さんが来て

ママ友とその息子Aくんと、3歳の娘と一緒に商業施設の子ども用フリースペースで遊んでいたときのことです。娘と同じく3歳のAくんにはお気に入りの電車のおもちゃがあり、いつも大事に持ち歩くほど。フリースペースでも、おもちゃの持ち込みは問題なかったため、置いてあるおもちゃではなくその電車を走らせて遊んでいました。そこに5歳くらいの女の子がやってきて……。

 

話を聞いてくれないパパさん

Aくんが走らせた電車のおもちゃがちょうどその女の子の足元に行き、女の子がつかんだかと思うと「これで遊ぶ~」とひと言。Aくんは「あ、それ僕の……!」と言いましたが、女の子は聞こえなかったのかどこかへ行ってしまいました。私もどう声をかけようかとあたふたしているうちに、女の子がどこかへ行ってしまい何もすることしかできず……。Aくんのママもちょうどトイレに行っており不在。

 

しばらくすると女の子がパパらしき男性と一緒に戻ってきました。その手にはAくんの電車が! 話しかけようと私が近づくと、男性が「なんですか?」と怪訝な表情でこちらを見ます。私が「すみません、その電車は実はうちのお友だちのAくんの私物で……」と言うと「は? ここから持ってきたって娘から聞きましたけど?」とけんか腰。さらに「娘が遊んでるんだから、順番待ちさせたらどうですか?」とまで言う始末で「そんなこともわからないんですか。おたくの子どもがかいわいそうだ」と上から目線の発言までしてきます。

 

どうするべきか悩んでいると「あれ? すみません、何かありました?」と声をかけられたので振り向くと、そこには買い物袋を持った女性がひとり。すると男性は「ママ、聞いてくれよ……」と話し始めました。男性の話のあとに私にも事情を聞いてくれたので話すと、女の子を呼び寄せ電車を手に取った女性はおもむろにおもちゃをひっくり返し、「パパ? このスペースのおもちゃって、お店の名前が書いてあるんだけど、ちゃんとこの電車の裏見た? Aって男の子の名前がちゃーんとあるんだけど?」と男性の目の前に突き出します。「あっ……」と声を漏らした途端、男性の顔は真っ赤に。女性が女の子にも「ちゃんと貸してって言ったの? 言わないで勝手に使ったらだめだよね?」と言い、私へ「すみませんでした。おもちゃ、お返しします」「Aくん、勝手に持っていってごめんね」とAくんへ電車のおもちゃを返してくれました。


男性は不服そうな顔をしながらも女の子と一緒にAくんへ謝罪。Aくんは電車が戻ってきたことがうれしかったのか、笑顔で「いいよ!」と許したのでした。

 

施設のおもちゃだと勘違いしてしまうことは仕方がないと思いますが、自分が間違っているかもしれないと考えもせず、いきなり他人を非難するような態度を取るのはよくないと感じました。余計なトラブルが起きかねないので、私がもし男性と同じような立場になったときには、言葉づかいに気をつけたり相手の話をきちんと聞いたりしようと思った出来事でした。
 

 

著者:長嶺りょう/30代・主婦。3歳の女の子を育てるママ。寝る瞬間までおしゃべりを続ける娘の横で白目を剥きながら、大好きな推しのことを考えて現実逃避中。

 

作画:Pappayappa

 

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年2月)

 

 

ベビーカレンダー記事制作の取り組み
  • \ この記事にいいね!しよう /
    シェアする

    • コメントがありません

  • 気になる記事をまとめ読み

    人気連載

    新着連載

    連載完結

    もっと見る

    注目記事を探す

    人気記事ランキング

    アクセスランキング
    コメントランキング

    お得な無料キャンペーン

    ママトピの新着記事

  • PICKUP

    他のテーマの
    記事を読む