暴れる子ども2人とイラつく女性…
1歳の娘と夫と3人でショッピングモールに行ったときのことです。お昼前に買い物を終え、娘を乗せたカートを押して早めにフードコートに向かいました。休日ということもあり、すでに席は埋まり始めていましたが、4人席を無事に確保。娘はまだ食事の手助けが必要なので、先に私がうどんとおにぎりを買い、夫は私が食べ終わってから食事を買うことにしました。私の食事から分けたうどんやおにぎりを、夫が娘へ食べさせ始めます。うれしそうに食べる娘を見ながら、急いで食べ終えた私。食事の介助を交代し、夫が食事を買いに席を立ちました。
その直後、小学校低学年くらいの男の子と5歳くらいの女の子を連れた女性が、私たちのテーブルにぴたりと買い物カートを付けて止まったのです。すでにフードコートは満席かつ大混雑。席を探しているのかと思いましたが、女性はスマホを見るだけでその場から動きません。すると、男の子が、「ねえママ~! いつ座れるの~!」と私たちのテーブルをバンバンと叩いてきたのです。スマホから顔をあげずため息をつき、私をジロリとにらむ女性。
席を譲ってほしいのかと思いましたが、娘はまだ食事中で、夫も今食事を買いに行ったところでまだ譲れる状態ではありません。私は「すみませんけど、娘がまだ食べているので……」と伝えました。すると女性は、「あと子どもだけだろ! 早く食べさせろよ!」とイライラした様子。その間も子ども2人が、ずっとテーブルを叩いたり揺らしたりして、ご機嫌だった娘の顔がだんだん曇っていきます。そしてついに、娘のうどんの汁が半分こぼれてしまいました。幸いにもうどんの汁はほどよく冷めていて、娘とは反対側にこぼれたので娘にかかることはなかったのですが、腹が立ってきた私は「夫も今から食事をするので、まだこの席は空きません! 娘の食事も半分こぼれてしまったんですが、ガタガタ揺らしている子どもさんに注意していただけませんか? 迷惑です!」とキッパリ言いました。すると、舌打ちしてまた大きくため息をついた女性。
そこへ、「ちょっと、何してるんですか?」と少し怒ったような夫の声が響きました。私たちの席が見えるところで並んでいた夫が、異変を感じて戻ってきたそう。「いや、席が空くと思って……」と女性はしどろもどろ。「これから僕も食事をするので、まだしばらくは空きません。しかもさっきはこんなに机ビシャビシャじゃなかったんですけど、どういうことですか!?」と夫が冷静にかつ怒っている様子で問い詰めると、女性は先ほどとはうって変わって小さくなりながら「すみません……うちの子たちが机を揺らしてしまって……弁償します」と言い、2人の子どもたちも「ごめんなさい」と言ってくれたのでした。早くその親子に離れていったほしかったので、弁償はお断りをすると、そそくさと逃げるように去っていきました。
混み合うフードコートで座る場所を確保する大変さも、もうすぐ空きそうな席に目星をつけたい気持ちもわかります。しかし、使っている人を追い出そうとするのはいかがなものかと思った出来事でした。これから娘が大きくなったときにあの子たちと同じようなことをしないよう、しっかり教えていきたいと思います。
著者:坂井みさき/20代・主婦。絵本とお絵描きが好きな、1歳の自己主張強めな女の子を育てるママ。日々の楽しみは、娘を寝かしつけたあとで夫と甘いものを食べながらテレビを見ること。
作画:yoichigo
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年2月)
【Amazonギフト券プレゼント♡】みなさまの体験談を募集しています!
妊娠中や子育て中のエピソードを大募集!「ベビーカレンダー」のニュース記事として配信、公開いたします。体験談を掲載させていただいた方の中から、抽選で毎月5名様に1000円分のAmazonギフト券をプレゼント。何度でも応募可能ですので、奮ってご応募ください♪どうぞよろしくお願いします!