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夫「生意気な嫁には…」憧れの伯父を真似て亭主関白ごっこ→しかし、見下していた私に土下座する事態に!?

わが家は共働きですが、夫は家事を手伝う気がさらさらありません。それどころか、私の手間を増やすばかり。「俺のほうが大きな会社に勤めていて、家主も俺。だから、お前は俺の言うことをただ聞けばいい」そう言う夫。どうやら帰省したときに、亭主関白の伯父から妙なアドバイスをされたようで……。

 

私は気が強いほうで、自分の意見はハッキリ言うタイプです。それを生意気と取った伯父は、私の手綱を取って一歩下がらせるべきだと、夫にアドバイスしたようなのです。

 

一旦つけ上がると手に負えなくなるから、嫁は調子に乗らせちゃいけない。そんな時代錯誤なことを言ってのけた伯父に憧れたようで、夫は、もっと自分を敬えと言ってきます。

 

伯父がビジネスで成功していることもあって、夫は強く影響された様子。伯父の成功は伯母の支えがあってこそということに、夫は気づいていないのです。

 

優秀な成績や成果も、伯父ひとりの力では成し得ていません。亭主関白な伯父を文句ひとつ言わず支えた伯母がいるからこそ、伯父は成功できたのです。

 

 

伯父を真似て亭主関白ごっこをする夫

成功したければ、もっと周りの人、支えてくれる家族に感謝の気持ちを示さなくてはならないはずです。そんなこともわからないから、夫は出世できないのです。

 

私がそう言うと、夫は「その生意気な口を閉じろ! 黙らないのならただじゃおかない」と脅してきました。夫のこの言葉で私は完全に夫を見限りました。もう夫のために家事はしないと決めたのです。亭主関白ごっこに、付き合うつもりはありません。

 

夫は、もともとだらしない人でしたが、最近はますますひどくなっていました。部屋を散らかすだけでなく、横暴な態度まで取るようになり、毎日飲み歩いて散財まで。挙げ句、生活費も入れなくなりました。

 

生活費の分まで飲んで使ってしまい、折半している生活費を私に全額立て替えさせた夫。その代わりに私が翌月の生活費をまるっと請求すると、夫は……。

 

「生意気な嫁にはもう生活費は渡さない!」
「自分でなんとかしろ」

そう宣言してきました。怒りたいのは私のほうですが、なぜか怒っている夫に私は一応、確認しました。

 

「いいけど、あなたは大丈夫?」

 

「は?」
夫の心配した私を、鼻で笑い、私の給料なんてたかが知れている、と夫は言いましたが……。

 

 

急にバカらしく思えてきた私は…♡

「俺のありがたさを思い知れ!」と言われて数カ月、私は自分の給料だけで生活しました。光熱費も食費もすべて私が出し、夫は自分の稼ぎをすべて自分のために使い果たし、何の気なく暮らしています。

 

ある日、車のローンと奨学金の返済が滞っていると連絡が入り、夫が慌て出しました。「どうなっている!?」と怒鳴られましたが、その2つは夫が独身時代に組んだローンで、私が支払う必要はありません。そのため、放っておいたと伝えました。

 

そこで夫は、はたと気づきます。この数カ月、私の給料だけで基本的な生活がちゃんとできていたことに……。

 

夫は「お前にそんな稼ぎはなかったはずだ!」と言いますが、それは昔の話。年月を経て、私も昇給しています。今では、夫の稼ぎを越す金額を毎月もらっているのです。

 

ローンの支払いのことを考えず、好き放題お金を使っていた夫は大ピンチ……。助けてくれと懇願されましたが、「ひとりで頑張って♪」と伝えました。「まるで他人ごとだな! そんな薄情な嫁とは離婚だ」と言われた私。

 

夫の言葉で、もう他人になろう! と、なぜこの数カ月間、黙って夫を養っていたのだろうとバカらしく思えてきました。

 

私はあっさりと離婚を承諾。カッとした夫は、自分ひとりでも何とかできると息巻いて「上等だ! 今すぐ出て行け!」と言い放ちました。

 

 

末路まで残念な伯父の真似したみたい♪

私は言われた通り、すぐに家を出て、その後すぐに離婚が成立。そんな別れ方をして、半年ほどが経ったころ、夫から連絡が入りました。私が今までどうやって生活していたのか、教えてくれと言ってきたのです。

 

飲み歩くこともなく、普通に生活しているだけなのに、毎月自転車操業で生活がキツいと泣き言を言っています。特別な節約術でもあるのかと問われましたが、夫が散財しなければ夫婦2人でなら普通に暮らせました。私の給料は、夫よりはるかに高いので、贅沢をしなければ、貯金だって作れたはずなのです。

 

それを聞いて、あ然とする夫。夫が遊んでいる間、周りは努力して出世し、段階的に昇給を重ねています。新入社員のころからほとんど給料の額が変わっていない人なんて、夫の会社では夫くらいでした。

 

夫の会社の家族行事などで会う奥様たちから「昇格して残業が増えた」「海外転勤について行くことになった」などという話を聞いていました。私だけでなく、同僚たちからも置いてきぼりを食っていた夫でしたが、そのことにまったく危機感を持たず、遊んでいたのです。

 

大手企業に勤めているということにあぐらをかいて、小さな会社に勤める私をバカにしていた夫。今ごろになって「俺がバカだった。戻ってきてくれ」と言います。なぜさんざんバカにしてきた人をもう一度養わなければならないのでしょう。夫の元に戻るなんてあり得ません。

 

実は少し前、夫にアドバイスをした伯父さんも、とうとう愛想を尽かされ、離婚を突きつけられてしまいました。離婚届を置いて、伯母が出て行ってしまったのです。伯父の生活は一気に廃れて、会社の経営も傾いてしまっているのだとか……。夫と伯父、そろいもそろって人生詰んでしまったようです。

 

その後、夫がどれだけ苦労しようが、どんな生活を送ろうが私の知ったことではありません。夫という大きな負債から解放された私は、余裕のある生活ができるようになっています。この生活を手放さないためにもサボらず働こうと思います。しばらくは独身で、気ままに楽しくやっていくつもりです。

 

◇ ◇ ◇

 

周りを気にしすぎるのもいけませんが、同僚が成長している姿や家族が支えてくれている現実をしっかり受け止めて、努力や感謝をすることはとても大切なことです。

 

現状から目を背けて、遊びほうけていたら、いい生活なんて夢のまた夢。豊かな生活に憧れない人はいないはず。そのためにも、しっかり自分の現状を把握し、考え、行動し、いい人生にしていきたいものですね。

 

 

【取材時期:2025年3月】
※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

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