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社長令嬢「ママ社員は本社に不要♪」売上最下位支店に左遷→本気出すか…♡逆転劇でパワハラ令嬢を成敗!

私は仕事も家事も育児も全力投球の兼業主婦。料理人の夫・アキトと、2歳の息子・ソウタとにぎやかに暮らしています。出産を機に時短勤務になったけれど、高級スーパーで営業職として働いています。

私が勤める高級スーパーは、厳選された高級食材やオリジナルブランドの商品を扱う、富裕層に人気。私は売場づくりやスタッフ教育をサポートして、担当店舗の売上を伸ばすのが仕事。やりがいもあるし、何より家族の支えがあるから頑張れる! そう思っていたのですが……。

 

社長令嬢の陰湿な罠!時短ママを左遷!?

ある日、いつものように本社のデスクで業務報告をまとめていると、社長の娘で人事を担当するカレンさんが近づいてきました。彼女はコネで入社したクセに、自分の実力だと勘違いしてる困った存在なのです。

 

すると突然「あなたって時短勤務でしょ? 本社の仕事って責任重いし、ママさんには無理じゃない? ハッキリ言って会社にとってお荷物なのよ!」と言い始めたのです!  私は「お言葉を返すようですが私の担当店舗の売上、今期伸びてますよ? 売場改善とスタッフ教育の結果が出て、数字もしっかり上がってます」と反論したのですが、今回のカレンさんは一味違いました。

 

なんと、私を売上最下位の支店に“異動”させると一方的に宣言してきたのです! 「そのお店、マネージャーが何人も送り込まれて全部失敗してきたのよ」と言うのです。陰湿すぎる左遷命令……しかし、私は「もし立て直せたら、本社に戻れるんですね?」と確認するとカレンさんは「もちろんよ。できたらの話だけどね。まぁ時短勤務だし絶対ムリでしょ?」 と言い放ったのです。その言葉に私は「絶対にやってやる」と決意するのでした。

 

 

廃れた店舗に光を灯したのは“伝説の販売員”だった!?

異動初日、その支店はまるでゴーストタウン! レジではパートさんたちがスマホをいじって雑談、品出し担当はやる気ゼロで、商品棚もガラガラ状態……。店長までもが「やる気出したって無駄ですよ。どうせ本社にも見放されてるしね……」と言うのです。この状況を見て、さすがの私も気力が削がれそうになったけれど、家に帰った私を迎えたのは息子ソウタの元気な声でした。

 

温かく迎えてくれるソウタと夫のアキト、そして私の母がいました。今日の出来事を家族に話すと、母は「その店、変えちゃいな。あなたならできるよ!」と励ましてくれたのです。そして母は「私も手伝うから!」と言うのでした。

 

そして次の日、母はパートの制服を着て、私の職場に立っていたのです!! 実は私の母は、かつてわが社で売上TOPを記録し、社内で伝説となった販売員だったのです! 母の接客力は店内を一気に変え、お客様が戻ってきたのです。売上が動き出した「この人、本物だ……!」とパートスタッフたちもその姿に刺激され、少しずつ表情が変わっていったのです。

 

実はこのお店のパートたちは皆、百貨店の元販売員や営業出身の“プロ集団”。 家庭の都合や心の傷で一線を退いた彼女たちが、母と私の姿に背中を押され本気を取り戻したのです。彼女たちは、自ら商品を研究し、売場を改造。 試食イベントを企画し、気づけば売上は急上昇。ついに、支店の売上ランキングが“最下位”から“TOP3”に!

パワハラ令嬢に下克上!すべての真実が明かされる瞬間

そしてある日。 カレンさんが視察に現れ「な、なによこれ?」とキビキビ動くパートスタッフや活気あふれる店内を見て言葉を失っていました。そして母の姿を見て「伝説の販売員が現場にいるなんて聞いてない!」と一気に青ざめるのでした。

 

そしてこれまでやる気のなかったパートスタッフたちが「ここで働くのが楽しいです!」と誇らしげな顔を見て予想外の結果にカレンさんは言葉を失い、悔しそうな表情を浮かべていました。しかし、逆転劇はここで終わりません。

 

そこに現れたのは、なんと社長! 社長は「お前が圧をかけて勝手に人事で人を動かした事も、経費を私的に流用した証拠も揃ってるんだよ」と言い放ったのです。続けて「気に入らない社員を潰すために、わざと最悪の環境を作ったのも全部バレてるぞ!大事な社員をなんだと思っているんだ!」と激怒する社長。そしてその場でカレンさんに懲戒解雇を言い渡したのでした。社長は「おまえがお荷物と呼んだ社員に、会社は救われたんだ」と言いカレンさんは何も言えずに退職していったのでした。

 

その後私は、本社に復帰し営業部のリーダー職に昇格。母も販売員育成の責任者として、全国を飛び回るように! 時短勤務は変わらず、毎日楽しく仕事に励んでいます!

 

◇ ◇ ◇

 

立場や肩書、見た目だけで人を判断し、見下すような態度には、本当の信頼も敬意もついてきません。損得で人を選び、上から目線で接する人にはやがて誰も寄りつかなくなるでしょう。人を見下すのではなく、尊重すること。それこそが、どんな場所でも人に信頼され、道をひらく“本当の強さ”なのです。

※本記事は、ベビーカレンダーに寄せられた体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

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    ライターベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班

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