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11児の母でもある助産師が教えます!1歳ごろに授乳回数が増加する理由

この記事では、助産院ばぶばぶ・院長であり、助産師のHISAKOさんが、乳児期後半に赤ちゃんの授乳回数が増加する理由を解説しています。

この記事の監修者
監修者プロファイル

助産師HISAKO
助産院ばぶばぶ院長

総合病院小児科・産婦人科・NICU病棟勤務を経て、地域での助産師活動・出張専門助産院を開業。2006年には来院ケアも可能な「助産院ばぶばぶ」をオープン。2020年に12人目を出産し、ママたちに元気と勇気をおすそ分けすべく母乳育児支援や講演活動、書籍出版など多岐にわたって活動中。
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こんにちは、助産院ばぶばぶ・院長のHISAKOです。生後5カ月ごろからスタートした離乳食。1歳ごろになるとおっぱいよりも離乳食での栄養がメインになるのが普通です。でも離乳食は順調に進んでいるのに、なぜか以前より頻繁におっぱいを欲しがるようになる……そんなケースがあります。

 

成長をするときにおっぱいに執着

何もかもママに頼らなければ生きていけなかった、ねんねの乳児期前半が終わり、ずりばい、ハイハイ、 つかまり立ち、つたい歩きと、乳児期後半はめまぐるしい勢いで成長していきます。ヨチヨチと一人歩きをする前後から、運動能力、言葉の理解などの急激な発達が見られ、ママのもとから行きたいところへ自力で行くことができるようになります。

 

ママやおっぱい、内側に向いていた時代は終わり、いよいよ外に向かう気持ちが強くなっていきます。見るもの、聞くもの、触るもの、そのすべてが刺激的で好奇心に満ち溢れた世界! 赤ちゃんは、知りたくて学びたくてウズウズしています。そんな、グンと成長する過渡期に、やたらとおっぱいに執着することがあります。

 

不安解消のための充電がおっぱい

なにか新しいことができるようになったり、意識が外の世界に向いて羽ばたこうとしたりするときに、 ドキドキワクワクと同時に、ふと不安になるのですね。新しい情報が小さな頭の中にインプットされすぎて、あふれかえって処理しきれずパンクしてします。そんなとき、彼らはおっぱいという絶対的安全領域に戻ってきて、心を充電し、明日への活力を得て、再び冒険へと出かけていきます。

 

赤ちゃんの行動には意味がある

卒乳に向けて、少しずつ飲ませる回数をコントロールする方法もありますが、時期が来れば必ずおっぱいは卒業するのだから。過去なんかまったく振り向かず、ただ未来だけを見すえて、大きく成長しようとしている大切な時期。授乳回数が増えることには当然意味があります。 彼らの行動に無意味なことなどありません。

 

 

成長を後押ししてあげられる最強のツールこそがおっぱい。だから悩む必要などありません。 母乳で肥満になることもありません。赤ちゃんが欲しがるままに思う存分飲ませてあげてほしいと私は思います! 

 

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