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「彼氏をもらってほしい」友人からの連絡に驚愕。試しに食事会に行ってみると、あり得ない光景が!

私には小学校からの幼なじみがいました。彼女はA子という名前で、とても美人。大学生のころから彼氏が絶えず、会うと恋愛の話がほとんどでした。私も聞くのは嫌いではなかったのですが、ある日、彼女から「私の彼氏をもらってほしいの!」とメッセージが届き……。

勝手に彼氏を紹介されることに

ある日、幼なじみのA子から「あんたまだ独身よね?」との連絡が届きました。彼女は昔からデリカシーのない性格。私に彼氏がいないことを知っていながら、わざわざ聞いてきたのです。

 

私は慣れっこなので、「ご存じの通り」と返信。A子は「だよねー。私と違ってブスだしね(笑)」とのこと。「またか」と思いながら、連絡してきたのは男関係の愚痴を言いたいからだろうと予想していました。

 

「で、要件は何?」と聞くと、「実は、あんたに私の彼氏をもらってほしいの!」と言うのです。聞けば、今、A子には狙っているエリート投資家の男性がいるそう。そして、そのエリート投資家とそろそろ付き合えそうなため、現在の彼氏と別れたいのだとか。

 

A子は常に自分に好意のある男性を何人かストックしており、取っ替え引っ替えしているのです。ただ、今付き合っている彼氏は簡単に別れてくれなさそうなため、私に押し付けて円満に別れようと考えているようでした。

 

私が返信をするのを待たずに、A子からは「というわけで、今夜、早速彼と3人で食事よ!」と、お店のURLが。私は、「面倒なことに巻き込まれてしまった」とは思いつつも、食事くらいならと行くことにしたのでした。

 

紹介されたのは弟!?

しかし、食事会に行くと、そこにはあり得ない光景が待っていました。なんと、A子の彼氏とは私の弟だったのです! 思えば、A子は私と弟が一緒にいるところを見たことがなく、家族であることは知らないはず。私も弟も突然の出来事に驚いてしまい、気まずさからA子の前では本当のことが言えずにいました。

 

そして、A子がお手洗いで席を立つと、すかさず私は弟に話しかけます。

 

「なんであんたがA子と付き合っているのよ!!」

 

「こっちのセリフだよ! A子が姉貴の友だちだったなんて知らなかった」

 

食事会のあと、私と弟は実家で話し合いをすることに。弟は、高学歴で大企業勤めとあって、A子の目にとまったのでしょう。A子の企んでいることを知らない弟に、私はすべてを打ち明けました。

 

弟は驚きながらも薄々、A子の本性に気づき始めていたようで、彼女の愚痴をいろいろと聞くことができました。

 

投資家との交際をスタートしたA子

後日、A子からは「無事に別れることができて、投資家と交際スタート! あんたたち、うまくいってるみたいじゃない! 私ってもしかして恋のキューピッド?」との連絡が。

 

「こんなに早くイイ感じになってくれるとは思ってなかったけど、不細工同士、お似合いカップルになれると思うわ」

 

弟までバカにする発言に、私は激怒。「私は慣れているけど、付き合っていた人にまでそういうことを言うのはひどいと思う」と、思わず熱が入ってしまいました。しかしA子は、このくらいで反省するような性格ではありません。

 

発言はエスカレートしていき、「顔がブスなのは事実じゃない? 悔しければ、もっと努力すればいいだけ。それにしても、彼のために怒ってあげるなんて、よっぽど好きなのね! まぁ、不用品を譲っただけだから、お礼はいらないけど」と言う始末……。

 

度を越えた発言にたまらず、私は彼が弟だということを伝えました。

 

弟もA子に反撃!

それでもA子は、「マジでウケる! 逆に姉ならちょうどいいわ。私と別れて悲しむ弟をフォローしておいてね。逆上しないよう見張りもよろしく!」と最低発言ばかり。

 

A子がここまで最悪な性格だとは思いませんでした。ムカついた私は、お金と顔でしか他人を見ていない彼女に、「弟は最低女に逆恨みするほど弱い人間ではないわ。新しい出会いを求めて、事前審査ありの婚活パーティーにも行ってるみたいだし」と食いつくであろう話を振ることに。

 

案の定、A子は「あんな冴えない男が婚活パーティーなんて行っても、私レベルの美人には会えないでしょう」と満足気。

 

ここで、我慢できなくなった弟は私のスマホを取り、「いいえ?すぐに出会えますよ?」と送信。実は、私の隣にはずっと弟がいたのです。

 

「そこで出会った女性たちはとても自立していて、強くて尊敬できる方が多かったです。A子さんとの交際では、外見だけに囚われてはいけないという、いい勉強になりましたよ」

 

弟の発言はA子の逆鱗に触れたようで、「私は婚活なんかしなくても、出会いに恵まれているの!ブ男の分際で私に口答えするんじゃないわよ!」とブチギレ。

 

弟は落ち着いて、「その出会った投資家さんが、A子さんを本気で選ぶかどうかは少し考えてみたほうがいいと思います。では、僕はこれで失礼します」と言って連絡を区切りました。

 

最低女の末路

数日後、A子からは「どうしよう。投資家の彼、本当は既婚者だったの」との連絡が届きました。しかも、妻からは不貞行為に対する慰謝料請求までされてしまったそう。

 

私は最後の情けとして、「既婚者と知らなかったことを証明できれば、なんとかなるのでは?」と返信。しかし、A子は数週間前に妻から1度警告を受けており、「二度と会わないと約束するのであれば、慰謝料は請求しない」と言われたものの、略奪するために会うことを止めなかったという経緯があるようです。

 

さらにA子は、慰謝料を払うためにお金が必要なため、私の弟と復縁したいと言い出し……。ここまでくると、逆に笑えてきてしまいます。

 

「美人だからって、好き勝手やるのもほどほどにしておきなさいよ。私と弟の前には二度と現れないで! さようなら」と言って、連絡先をブロックしたのでした。

 

その後、知人たちから聞いた話では、A子は実家の家族に土下座してお金を借りたそう。ただ、不倫を知った両親は、彼女に絶縁を言い渡したようです。

 

一方、私の弟は婚活パーティーで出会った素敵な女性と交際中。どのようなプロポーズをしようかと悩んでおり、姉としていろいろとアドバイスしています!

 

※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

 


 

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