義祖父の家に到着すると
宿泊先は夫の祖父ーーつまり義祖父の家です。義祖父は他界してしまい、家に住む人がいないので家を壊す計画がありました。家を壊してしまったら、遠方なので交通費はもちろん、宿泊費がかかってなかなか行くことができないから、壊す前に一緒に行って、義祖父宅に泊まろうと義母が提案してくれて、一緒に旅行がてら行くことになりました。
義両親と私たち家族みんなでわくわくして、着いた家。入ってみると……畳の上には虫の死骸がたくさんありました。さらに、家の中は埃と蜘蛛の巣だらけ。まずは子どもを一室に滞在させておいて掃除から始めました。なかなか大変でしたが、夜にもっと悲劇が起きたのです。
さらなる予想外の展開
夜にお風呂を沸かしにいってくれた義父が一言。
「お湯が出ないぞ。あれ。灯油がなくなってるやないか」
義祖父のお風呂は石油給湯器。灯油が必要なのです。かといって気づいたのは夜遅く、もうお店が閉まっているので、翌日の朝になるまで待つしかないのかなと義父と頭を悩ませていました。
私は銭湯に行くことを思いつき、「銭湯は近くにありませんか?」と尋ねました。すると義父が「いいね。近くにある。銭湯行こう」と賛成してくれました。「私は水でいいから、ここでシャワー入るね」と義母。夫は飲みに行っていて不在のため、私と義父と長女と次女で行くことになりました。
このとき私は、次女を連れて銭湯に行くことが初めてだということを、すっかり忘れていたのです……。結果的にはなんとかなりましたが、1人で2歳児と0歳児のお世話をするのはとても大変でした。楽しみにしていた旅行でしたが、初日から衝撃的なことがたくさん起こり、疲労疲弊した1日となりました。
掃除から始まり、お風呂のお湯が出ないハプニングに合い、私は以前経験したキャンプより大変に感じてしまいました。2日目以降、義祖父の地元を観光した私たち。見る物、食べる物が素晴らしくてとても楽しい思い出ができました。けれども、義祖父宅でのハプニングのほうが、観光地よりも印象に残っています。ハプニングを家族で乗り越えたことで、家族の絆が深まり、今では良い思い出となっています。
著者:松谷 えりな/30代女性/令和元年生まれの息子と、平成28年、平成30年、令和2年生まれの娘たち4児のママ。教員免許保持。子ども4人と夫、ペットのわんちゃん1匹と暮らしており、趣味は子どもたちといろいろな公園へ遊びに行くこと。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年4月)
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