『旬菜魚いなだ』
住所:東京都世田谷区豪徳寺1-47-8
アクセス:小田急線 豪徳寺駅 徒歩3分
孤独のグルメ「旬菜魚いなだ」でクリオネ?
木のぬくもりを感じるカウンターと奥にテーブル席が少しあるこじんまりしたお店です。お客さんとの距離が近いせいか、お店の人が食事を待っている間いろいろ話してくれます。
筆者が訪問したときは、なんと、瓶に入れられたクリオネを見せてくれました。
もちろん食用ではなく観賞用です。
流氷の下が生息地のクリオネを冷蔵庫に入れて飼っているそうで、ときどきお客さんにも見せてくれているようです。
こんなところでクリオネを初体験するとは思ってもいませんでした(笑)。
満席だったので食事が出てくるまでの時間が結構ありましたが、クリオネのおかげで時間が短く感じました。お客さんみんなで見ていたので店内の緊張感がなくなりました。
豪徳寺「旬菜魚いなだ」の白身魚フライはモウカザメ
先客の方に運ばれた白身魚のフライ定食(1,280円)ですが、モウカザメのえんがわの部分のフライとのこと。
すでに筆者は別の定食を注文した後だったので、今回食べることはできませんでしたが、モウカザメを食べて見たかったです……。本日の白身魚の中身を聞いて注文すれば良かったと後悔しました。
ふだん聞きなれない魚まで仕入れるとは、このお店のご主人はただモノではないと思いました。
豪徳寺「旬菜魚いなだ」人気の刺身とクリームコロッケ定食
さて、筆者が注文したのはこのお店人気のお刺身とクリームコロッケの定食(1,580円)です。
色鮮やかなお刺身が美味しそうではありますが、4切れというボリュームに少しがっかり。
しかし、食べてみると1切れが分厚くて食べ応えあり!魚の味がしっかり濃いめなので、醤油に負けないくらいちゃんと魚の味がしました。
次に、クリームコロッケもいただきます。
”カニクリームコロッケ”ではなくクリームのみ。これまた期待以上の美味しさです。衣はさっくり揚がっていて、中身がとろとろです。
子どものころ、ホワイトソースが大好きで、鍋に残ったグラタンのクリームの部分をスプーンでこそげとって食べていたのを思い出しました。
ご飯も雰囲気も大満足の「旬菜魚いなだ」
海でも山でもないこの住宅街に、いいお店を見つけました。日本人の欲求を満たしてくれるメニューと、1人ひとりのお客さんに疎外感を感じさせない、雰囲気のいいお店でした。
あなたも、美味しい食事と心温まるお店に、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。
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