「あれ? こんな運転だったっけ?」
私の父は昔から運転が好きで、どこへ行くにも車を使う人でした。家族旅行のときも、「運転は任せろ!」とうれしそうにハンドルを握っていた姿が印象に残っています。運転技術には絶対の自信を持っていて、長距離でも疲れた様子を見せることはほとんどありませんでした。
そんな父と久しぶりにドライブをしたときのことです。助手席に座った私は、ふと違和感を覚えました。
「ん? 車線、ふらついてる……?」
今までそんなことはなかったのに、ハンドルを細かく切り直したり、ブレーキのタイミングがぎこちなかったり。さらに、右折しようとしたとき、対向車との距離感をつかみ損ねて、ヒヤッとする瞬間がありました。
「ちょっと危なかったよ!大丈夫?」と声をかけると、父は「いや、ちゃんと見てるよ」と答えましたが、その声には以前のような自信が感じられませんでした。
母から聞かされた「最近の異変」
帰宅後、母にそのことを話すと、「最近、運転でヒヤッとすることが増えたのよね」とため息まじりに言いました。
あんなに頼りがいのあった父が運転に不安を抱えるようになったことに、私はショックと寂しさを感じました。でも、それと同時に「そろそろ運転を控えてもらうことを考えなければいけないかもしれない」と思い始めた出来事でもありました。
父に「やめて」とは言えないけれど…
父に「運転をやめるように」と突然伝えるのは簡単ではありません。長年続けてきたことをやめるのは、父にとってもきっとつらいことでしょう。でも、安全のためには、話し合うタイミングが近づいているのかもしれません。
まとめ
父の衰えに気付いたショックは大きかったけれど、それを受け止めることが必要だと感じました。無理にやめさせるのではなく、父の気持ちに寄り添いながら、家族みんなで解決の糸口を探っていきたい 、そんな思いを強くしました。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
著者:上田愛子/30代女性・会社員
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年3月)
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