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「非常識な女」合コンにジャージで参加した私を笑う友人。しかし私の正体に気づいた男性陣は「素晴らしい!」

私は、スポーツ用品メーカーの広報部に所属する会社員。自社の商品の着心地を確認するため、普段からジャージで過ごしています。そんなある日、昔からの友人に合コンに誘われて……。

A子から突然の誘い

「もしもし~? 私だけど。元気にしてる?

 

大学時代の同級生・A子から突然の電話が。内容は、「今日、エリート会社員との合コンがあるんだけど、来ない?」というもの。急に欠員が出たため、彼氏のいない私を誘ったようです。ただ、仕事が立て込んでいるため断ろうとしたのですが……。

 

「仕事は明日すればいいでしょ。玉の輿に乗れるチャンスなの! 私のためだと思って来てよ。 いつものようにジャージを着てくれれば、私のオシャレさだって引き立つしね!」

 

私は、玉の輿狙いのA子の引き立て役のよう。しかし何度も頼み込まれ、ある決意を胸に、私は参加を承諾しました。

 

「少し遅れるかもしれないけれど、仕事が終わったら参加させてもらうね」

 

ジャージでお店へ行くと…

仕事を終えた私は急いでお店へ。着替える時間もなく、いつもの格好、つまりジャージとTシャツで向かいました。すると、私の姿を見たA子とその友だちのB子は、全員の前で大笑いしたのです。

 

「まさか本当にジャージで来るとは……ぶははっ!」

 

「いい年齢なのに恥ずかしくないの? TPOをわきまえない非常識な女~。マジで引き立て役だわ」

 

少し嫌な気持ちになりましたが、私は平然と男性陣にあいさつ。というのも、この合コンを最後にA子との関係を終わらせると決めていたのです。最後だからこそ、ご希望通り「引き立て役」をしてあげようと思ったのでした。

 

ひとしきり笑い転げたあと、A子は男性陣に向かって声をかけます。

 

「ごめんなさいねぇ、せっかくの合コンにこんな女を呼んじゃって」

 

私の正体に気づいた男性陣

ところが、その直後に状況は一変します。男性陣の中でも一番イケメンで温和そうなC男が、私を見てハッとしたように言ったのです。

 

「あなたは……スケボーのナショナルチームで選手をされていますよね? 先月の世界選手権をテレビで見ていたんですよ! 決め技のフリップは最高でしたね!」

 

そう、実は私、会社員として働きながらプロのスケートボーダーとしても活動中。世界大会への出場経験もあります。

 

「スケボー好きなら誰もが知る有名人! あの、サインしてください!」

 

C男は私の活躍を知っており、興奮した様子でサインを求めてきました。さらにほかの男性たちも、世界大会の話題で大盛り上がり。一方、A子とB子は、私がプロボーダーであることを初めて知り、「な、何よ。スケボーなんて子どもの遊びでしょ!!」と動揺を隠せない様子。A子は大学時代から私のことを「引き立て役」として思っておらず、私自身についてはまったく興味がなかったようです。

 

C男はA子に「最低だね」

男性陣は、私ともっと話したいと2次会に誘ってくれました。A子とB子はすぐさま、「なら私たちも……」と割り込もうとしますが、「スケボーを子どもの遊びと言う人とは話が合わない」と、C男は2人の参加を拒否。さらに、彼はこう言い放ちます。

 

「友人を見下して引き立て役にするなんて、最低だね。着飾っているだけで中身が空っぽの君たちよりも、彼女のほうが何倍も素晴らしいよ!」

 

ほかの男性も続けて発言。

 

「さっき廊下で2人が話している会話を聞いたけど、合コンで玉の輿を狙っているって? 残念だけど、ここにはくだらない女性に引っかかるマヌケ男はいない。他を探すんだね」

 

私は、胸のモヤモヤがすっと取り払われて、スッキリした気持ちになりました。

 

A子の末路

私はC男たちと連絡先を交換して帰宅。後日、A子からは「C男の連絡先を教えて!」とのメッセージが届きましたが、A子とは縁を切ると決めていたため、私は彼女をブロック。

 

A子は大学時代の友人たちに、私のことを「冷たい女」と吹聴しましたが、全員、彼女ではなく私の味方をしてくれました。

 

そして、C男からはデートの誘いが。彼は私のスケボーや仕事への情熱を理解し、服装も「カッコイイ」とほめてくれます。彼とデートを重ね、ゆくゆくは交際に発展できるよう頑張りたいと思います!

 

※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

 


 

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