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義母がおやつに出したパンにゾッ→「うっ…食べられない…」手を伸ばす娘を必死に止めたワケ!実は…

義実家に子どもを連れて泊まりに行ったときのことです。おやつにと義母がパンを出してくれたのですが、違和感があり……。

この記事の監修者
監修者プロファイル

管理栄養士堤ちはる
相模女子大学 栄養科学部 教授

相模女子大学栄養科学部教授。保健学博士。管理栄養士。日本女子大学大学院家政学研究科修士課程修了、東京大学大学院医学系研究科保健学専門課程修士・博士課程修了後、青葉学園短期大学専任講師、助教授、日本子ども家庭総合研究所母子保健研究部栄養担当部長を経て、現職。調理学、母子栄養学、食育関連分野を 専門とし、妊産婦・乳幼児期の食育に関する研究や、講演会・研修会などの講師を務める。厚生労働省「授乳・離乳の支援ガイド」改定に関する研究会委員。
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義母が出してくれたおやつにゾッ!

何気なく手に取った瞬間、裏側に黒いカビがしっかりと広がっていて、思わず「うっ…」と声が出てしまいました。義母は「冷凍してたから大丈夫よ」と笑っていましたが、明らかに食べられる状態ではなく……。子どもに食べさせるわけにもいかず、なんとかごまかして片づけました。

 

その後も何品か出されたのですが、見た目や匂いに不安を感じ、子どもが食べたがっても「ママもおやつ持ってきてるからね!こっちを食べよう!」と言って持参したおやつを出すことに。義母は悪気がないのがわかるだけに断りづらく、内心とても気まずかったです。その場ではうまく笑ってやり過ごしましたが、正直なところかなり神経を使うひとときでした。

 

それ以来、義実家に行くときは子どものおやつや軽食を必ず持参するようにしています。義母の好意はありがたいのですが、衛生面や鮮度の感覚にどうしてもギャップを感じてしまい、トラブルを防ぐには自分で対策をとるのが一番だと学びました。相手の気持ちを尊重しつつ、自分や子どもを守る選択をする勇気も大事だと思いました。

 

◇ ◇ ◇

 

カビの生えたパンを子どもが食べてしまうと、食中毒やアレルギー反応を引き起こす恐れがあります。カビの中には「マイコトキシン(カビ毒)」と呼ばれる有害な二次代謝産物を産生する種類があり、それを摂取することで、吐き気・嘔吐・下痢などの消化器症状が出ることも。特に幼児は免疫機能や解毒能力が未熟なため、健康への影響が大きくなる可能性があります。

 

カビの胞子を吸い込むことで、アレルギー症状や喘息が悪化することもあります。アレルギー体質の子どもの場合、これらの症状がより深刻になる可能性があるので、特に注意が必要です。

 

また、カビは目に見える部分だけでなく、食品内部にも菌糸が広がっていることがあるため、表面だけを取り除いても安心とはいえません。

 

カビに限らず、衛生状態が悪く鮮度が落ちた食品は、細菌性食中毒の原因になることがあります。食材の保存状態や消費期限をしっかり確認し、安全性に配慮して判断することが大切です。

 

 

 

著者:佐藤美香/30代女性・主婦/6歳と3歳の姉妹を育てる母。お料理やお菓子作りが好きで、最近は子どもたちと一緒にクッキングにハマっています。

 

イラスト:さくら

 

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年4月)

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      それは旦那に伝えて義母に言ってもらう。対策も必要だけど本人たちにもやばいことを自覚してもらわないと。

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