赤ウインナーの謎に迫る!あの色はどこから来た?
赤ウインナーが発売されたのは昭和中期。当時はお肉の品質があまり良くありませんでした。
そのままではおいしそうに見えなかったため、赤く着色することで見栄えを良くしたのが始まりといわれています。
鮮やかな色の正体は、「赤色3号」「赤色102号」などの着色料。なんだか薬品っぽくて構えてしまう名前ですが、国が安全性を確認したうえで使われています。
使用基準も決められていて、メーカーはそのルールを守って製造しているので、普段の食生活で過剰に心配する必要はないでしょう。
本当のところどうなの?気になる健康リスクを解明
「赤色3号や102号って、海外では使用禁止らしいよ?」なんて話を聞いたことはありませんか?
たしかに、アメリカでは発がん性があるとして、一部の合成着色料の使用が制限されています。だからといって「日本の基準がゆるい」というわけではありません。
たとえば、日本では真っ赤なケーキやカラフルなお菓子を日常的に食べることは少ないですよね。一方で、海外では色鮮やかな食品がたくさん売られています。
このように、「どのくらいその添加物をとるか」が国によって違うので、使用基準にも差が出てくるんです。
「日本は海外と比べて添加物が多すぎる!」という声もよく見かけますが、その背景には食文化の違いがあることを知っておくと、必要以上に不安にならずに済みそうです。
【赤VS茶色】添加物の量は大差ない!?
「赤くない、茶色いウインナーを選べば安心でしょ?」……と思いきや、これも実はそう単純ではありません。
茶色いウインナーにも、保存料や発色剤(亜硝酸ナトリウムなど)が使われていることが多く、赤ウインナーとの主な違いは「着色料の有無」です。
つまり、見た目の色だけで「体にいい・悪い」を判断するのはちょっと難しいんです。気になる人は、裏面の表示で「何が使われているか」をチェックするのが一番確実。
最近は、パプリカ色素やアナトー色素など、植物由来の着色料を使った赤ウインナーが増えてきているので、気になる方はそういったものを選ぶのもおすすめです。
お弁当に毎日入れても大丈夫?
「少しならいいのはわかったけど、結局どれくらい食べていいの?」って思いますよね。正直なところ、「1日何本まで」という具体的な量は決められていません。
日本人の加工肉の平均摂取量が1日あたり約13g(ウインナー1本ほど)なので、このくらいであれば健康への影響は少ないと考えられます。
「お弁当に毎日1本入れる」くらいならOK。もし「2~3本食べる日もある」という場合は、週に2~3回程度のペースにするなど、全体のバランスを意識できれば十分です。
朝食に食べて、お弁当にもたっぷり入れちゃった!なんて日があっても、毎日続けなければそこまで神経質になる必要はありませんよ。
気にしすぎず、楽しく食べよう!
かわいくてお弁当の彩りになる赤ウインナー。着色料は身体に悪いと言われていますが、食べすぎなければ過度に心配する必要はありません。
気になる人は天然色素が使われている商品を選びつつ、量を意識して上手に活用しましょう。