「なんでも聞いて」って言ってたのに…
娘が生まれたタイミングで、夫の実家近くに転居した私たち家族。距離が近くなっても義母や義父からは家に誘われることはなく、娘の行事以外で会う機会がありませんでした。しかし、いい関係を築きたいと思っていた私は義父母をわが家に呼んだり、家族3人で義実家に遊びに行ったりしていました。
娘が生後8カ月なったころ、育休明けのタイミングが近づいてきたので近隣の保育園を調べることに。娘が楽しく過ごせる園を見つけたいと考えて、義母にも相談しました。義母は町内会役員をしているので地域のことに詳しく、なんでも聞いてと以前から言ってくれていたからです。しかし、人に頼られるのが好きなわりに、相談されてもあまり親身になって聞かない性格の義母。自分で探した第1候補のA保育園はどうかとたずねると、義母は「いいんじゃない?」と町内会の議事録を見ながら軽くひと言返事をするだけ。孫のことなのに無関心なのかと少し悲しくなりましたが、私はそのまま保育園の申請手続きを進めることにしました。
数週間後、無事A保育園からの入園通知書が届いたので夫と義実家へ報告に行きました。しかし、義父母に報告したとたん義母の表情が一変。「あら! A保育園にしたの? 私の友だちの娘さんはB保育園に入れてすごく良かったって言ってたのよ。ちゃんと考えたの? A保育園はあんまり良い噂を聞かないわよ。もっと良い保育園があったでしょうに……」と、ため息まじりに言われたのです。予想外な反応に私が愕然としていると、その様子を見ていた夫が「ちゃんと事前にお袋に相談しただろ? なんでそのときに言わなかったんだよ」と私の気持ちを代弁してくれました。一瞬バツが悪そうにした義母。ところが、「私は町内会の役員で忙しいのよ! 興味のないことを聞かれても困るわ!」と一気にまくしたててきました。
突然怒る様子に私は驚きましたが、夫が冷静に「そうか。母さんは孫に興味がないんだな。聞く相手を間違えたよ」と言い放ち帰り支度を始めたのです。すると義母は慌てて「孫に興味ないわけないじゃない! 私が悪かったわよ。今度からちゃんと話を聞くから」と謝ってくれたのでした。
帰宅後、夫から義母は昔からプライドが高く、家族の悩み事には深刻に対応せず、人にばかり良い顔をするタイプで、子どものころから義母に振り回されていたと聞きました。初めは義母の性格に驚きましたが、数年経った今では慣れてきて、言いたいことは言える関係になっています。義母から強く言われたときは夫が私の代わりに言い返してくれるので、気にしすぎないように付き合っていこうと思った出来事です。
著者:宮本真由美/30代・ライター。8歳の娘と5歳の息子の子育てに翻弄されるパートママ。年1回の大好きなディズニー旅行のために日々奮闘している。
作画:Pappayappa
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年3月)
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