幼稚園のバザーで儲けようとするママ友
最初は愛想笑いをしていたほかのママたちも、次第にうんざりしていきました。ある日、Aさんは新しく幼稚園に入園してきたBさんのことを、「あの人、いつも同じような地味な服着てるわよね」「旦那さん、さえない感じじゃない?」と、いつもの調子で言い始めました。しかし、Bさんはやり手のIT企業の社長夫人で、控えめな性格ながらも周囲への気遣いを欠かさない素敵な女性なのです。
そして、幼稚園のバザーで事件が起こりました。 バザーではそれぞれクッキーを作って売ることになっていましたが、Aさんは自分で作ったクッキーだけ、他のママたちの倍以上の値段をつけて売ろうとしていました。見兼ねた別のママ友が 「皆さん、こちらの手作りクッキーは材料費のみのお値段ですよ」と、良心的な価格で販売するBさんのクッキーを紹介したのです。たちまちBさんのクッキーは完売し、Aさんのクッキーは1つも売れませんでした。
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Aさんのように陰で悪口を言い続ける行為は、巡り巡って自分自身を苦しめる結果を招くのだと痛感しました。一方で、Bさんのように誠実に対応する人は、周りの人に自然と好意的に受け入れられるのだと学びました。また、他者を思いやる行動力を持つ人は、周囲の信頼を得ていくのだと感じました。安易な悪口は自分の品格を下げ、最終的には自分自身が痛い目を見る。この教訓を忘れず、常に言動には気をつけたいと強く感じています。
著者:鳳あや/30代女性・会社員/5歳の娘を育てるシステムンジニアの母。趣味は映画鑑賞。
イラスト:まげよ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年4月)
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