あの調味料1本で奥深い味わいの冷ややっこに!
今回挑戦したのは、BSテレ東『和田明日香とゆる宅飲み』で、料理研究家・和田明日香さんが紹介した「味付け一本 冷ややっこ」。
何とこちら、焼き肉のタレ1本で味付けが決まるという、にわかには信じがたい裏ワザレシピなんです。
おつまみにもご飯のお供にもなり、簡単なのに手抜き感もなし。焼き肉のタレの新たな可能性を、ぜひ体感してみてくださいね。
和田明日香さん「味付け一本 冷ややっこ」のレシピ
材料(木綿豆腐1丁分)
・木綿豆腐…1丁
【A】
・ツナ缶(オイル漬け)…小1缶(70g)
・きゅうり…1/2本
・長ねぎ…5cm
・焼き肉のタレ…大さじ2〜3
作り方①豆腐を水切りする
豆腐の水をよく切ります。
作り方②きゅうりと長ねぎを切る
きゅうりは粗みじん切りにしておきましょう。長ねぎはみじん切りにします。
作り方③タレを作る
ボウルに【A】を入れて、混ぜます。ツナ缶のオイルは軽く切ってから入れてください。
作り方④盛り付ける
一口大に切った豆腐を器に盛り付けます。③のタレをたっぷりかけたら完成!お好みで、すりおろし生姜やレモン汁(どちらも分量外)をかけるのもおすすめだそうですよ。
【実食】ご飯が進むシン・冷ややっこに感激!
シンプルに見える冷ややっこを口に運ぶと、想像していた味とのギャップに思わず感動の唸り(ゔぅ)。二度見ならぬ……華麗なる二度食いをかましてしまいました。
木綿豆腐の素朴な風味に甘辛いツナの旨みが重なり、そこに加わるきゅうりの食感のアクセントがなんとも心地良い。
長ねぎのほんのりとした辛みもほどよく効いていて、全体の味をしっかりと引き締めてくれています。
和えてのせただけの簡単さにかかわらず、味は一級品なんです。
思い起こすと、使った調味料は焼き肉のタレのみ。焼き肉のタレで味付けした料理って、タレを使った感が全面に出てしまいませんか?
しかしこの冷ややっこは、ツナの旨みや長ねぎの風味と混じり合っているからか、味の角が取れて自己主張が弱め。
素性を感じさせないのに旨みとコクはしっかり強調し、豆腐を引き立てる名脇役にシフトしてくれています。
本来は箸休めとしての役割も大きい冷ややっこですが、この冷ややっこに箸を休ませることは難しいかもしれません。
もちろんさっぱりとはしているんですが、食事の合間に……というよりは、一口食べたらもう一口!と止まらなくなってしまいますよ。
絶品ダレを使ってアレンジに挑戦
タレにどハマりしてしまったので、アレンジに活用してみました。
レタスを皿に盛り付け、ちぎった韓国海苔や白ごま、トマトなどをトッピング。ごま油を加えたタレをかけたら、チョレギ風サラダの完成です。
タレのコクと旨みがさっぱりとした野菜によく絡み、いくらでも食べられる味わいに。
焼き肉のタレのにんにく風味やほのかなフルーティーさ、ごま油、韓国海苔の組み合わせが、韓国料理を食べたときの満足感を見事に再現してくれますよ。
茹でたうどんにタレをかけて、冷やしうどんにも。
これは、今年の夏の大定番になりそう。きゅうりのポリポリとした食感や甘辛いツナが、もちもちのうどんと相性抜群で、昼も夜も同じメニューを食べ続ける自分が目に浮かびます。
仕上げに、レモン汁をたっぷりとかけるのがポイント。フレッシュな酸味がプラスされて、焼き肉のタレのコクとよく合うんです。
コク深い冷やしうどんにさっぱりとした食べやすさが加わり、一口ごとに新しい美味しさが広がりますよ。
簡単おつまみ・副菜のレパートリーにぜひ取り入れてみて!
焼き肉のタレ、まさかの冷ややっこ界に殴り込み!?しかも1本で勝負とは……と驚きましたが、食べてみて再度びっくり。
木綿豆腐の素朴な美味しさを引き立てる、奥深い味わいの一品でした。冷ややっこはおかずにあらず!派の方にも喜ばれること間違いなしなので、ぜひお試しくださいね。