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「豪華だろ~!」出張中の夫から届いたホテルの写真⇒でも私が気になったのは“部屋”ではなく…!?

夫がリストラされ、企業の役員をしている私の父に職を紹介してもらうことになりました。実は、夫には少しいい加減なところがあるので、「まじめに働かないと父の顔に泥を塗ることになるよ」と発破をかけたところ、終業後に資格試験の勉強をするようになりました。やる気を見せてくれるのはうれしいのですが、無理をしていないか少し心配です。

しかも、今の仕事は出張が多くて大変そうです。最初は戸惑っていた様子でしたが、今ではその大変さも前向きにとらえられるようになり、「仕事が楽しい」と感じられるまでになったようです。

 

今回も急な出張だったにもかかわらず、楽しそうに出かけていきました。夫に合った仕事が見つかってよかったと思っていたのですが……。

 

送られてきたホテルの写真に違和感

「出張疲れた~」
「でもこれ見て! 今回のホテルすごい豪華なんだよ!」

出張中、夫はよく連絡をくれます。今回の宿泊先は特別いいホテルだったようで、どこか浮かれた様子。でも、何かがおかしいんです。夫が送ってきた写真を目を凝らして見ていると、“あってはならないもの”が写っているのを発見してしまいました。今回は「上司は同行しない」と聞いていたのですが……。
「2人で出張しているの?」
「は?」

 

 

写真の隅に写り込んでいたのは、女性用の下着。いったい、どうしてそんなものが……?

 

夫は必死に言い訳を並べ立てます。「君の下着を間違えて持っていったのかな?」そんな色の下着、私は持っていません。「自分の趣味で集めていたものだ」はぁ? そんな気配、これまでまったくありませんでした。そして、夫は頑なに不倫を否定します。

 

その後、夫は「どれほど私を愛しているか」「私を喜ばせたくて資格試験の勉強を頑張っている」と必死にアピールしてきました。そんな自分の愛を疑うのか、と。

 

ですが、本当に仕事帰りにカフェで勉強していたのか、私にはたしかめようがありません。実は女性と会っていたとしても、不思議ではないのです。「信じてほしい」「誤解だ」と何度も言ってきますが、それを信じきれるだけの証拠がありませんでした。そこで……。

 

 

本当に出張!?会社に確認すると…

出張のことなら、会社に確認すればすぐにわかる。そう思って連絡したところ、衝撃の事実が判明しました。なんと、夫に出張を命じたのは、これまでにたった一度だけだというのです。今まで頻繁に出かけていた「出張」は、すべてウソ。女性の家に泊まっていただけのようでした。もちろん、「カフェで勉強していた」という話も、全部ウソ。

 

密会していた相手は夫の友人の妹だそうで、まだ学生とのこと。ただ成人はしているので、私は彼女にも責任を問うつもりです。既婚者と知っていながら近づいてきたのですから、悪意があるとしか思えません。もちろん、夫にも大きな責任があります。「二度と不倫はしない」と言っていますが、私はもう、彼にチャンスを与えるつもりはありません。

 

私は実家に戻り、父に夫のことを話しました。後日、父は夫の勤務先を訪ね、社員たちに話を聞いてまわったそうです。やはり、夫は新しい職場でも真面目に働くことはなかったとのこと。暇さえあれば若い女性社員に声をかけ、まともに仕事をせず、上司も頭を抱えていたと言います。それでは、単独での出張など任せられるはずがありません。

 

夫がやり残した仕事は、上司や同僚がフォローしてくれていたそうです。本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです。「就職先を紹介してほしい」という夫の頼みなんて聞かなければよかった……。父にも、ちゃんと謝らないと……。

 

不倫相手の女性とその両親に会い…

私は弁護士を立て、夫の不倫相手と話し合いをおこないました。その結果、彼女のご両親からは涙ながらの謝罪と慰謝料を受け取ることに。私に対しては深く反省している様子でしたが、夫に対しては怒りを隠しきれない様子でした。

 

無理もありません。彼女は妊娠しており、大学を中退せざるを得なくなったそうです。ご両親の怒りが増すのも当然のことでしょう。

 

これから夫は養育費を払い続ける日々が始まります。慰謝料の支払いで借金を抱え、養育費のことを考えるのが苦痛で仕方ないようです。泣き言をこぼしていましたが、すべては自分の行動が招いた結果。もう大人なのですから、自分の責任は自分でしっかり取ってもらわないと。

 

……そしてこれからは、誰かに写真を送るときは、くれぐれも注意することですね。うっかり“写ってはいけないもの”が写り込んでいるかもしれませんから。

 

◇ ◇ ◇

 

嘘で逃げ切れると思ったその瞬間から、すでに崩壊へのカウントダウンは始まっていたようです。ごまかし続けた代償は本人が思っていたより重いものだったかもしれませんが、しっかり反省し、責任を持って養育費を支払ってほしいですね。

 

【取材時期:2025年4月】

※本記事は、ベビーカレンダーに寄せられた体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

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    ライターベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班

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