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「赤ちゃん金かかるな、給料もったいない」養子に出すか離婚の2択を迫る夫→迷わず離婚を選択!その後…?

娘が生まれて1カ月。私の生活は子育てが始まり激変。しかし、夫の生活は出産前と何ひとつ変わりません。子どもが生まれたら、飲み会をセーブすると約束してくれたのに、育児はまったくせず、毎日のように飲み歩いています。父親の自覚を持ってほしいのですが……。

家事をするために少しの間、娘を見ていてほしいと夫に頼むと、無理と断られます。仕事帰りにおむつや育児用ミルクを買ってきてほしいと頼むと、飲み会を理由に断ってきます。挙げ句、母乳の出が悪い私に、「ミルク代がもったいない。無駄に金をかけるな、母親なんだから母乳で世話しろ」と言ってきました。

 

育児に対して本当に理解が乏しく、腹立たしい言動ばかりしてくる夫。少しでいいから協力してほしいのですが……。

 

夫はついに我慢できなくなり…

私が妊娠を機に退職したころから、夫は急に偉そうな態度を取るようになりました。それまで以上に自分本位でお金も時間も使うようになり、私に圧をかけては上から目線で、気に入らないことがあるとブチ切れます。

 

家事や育児に手伝いを求めると「大黒柱は金を稼げばそれでいい」と言い、二言目には必ず「誰のおかげで食べられているのか言ってみろ」と怒鳴ってきます。稼いできてくれることはありがたいですが、私も夫と同じくらいの苦労はしていると思います。

 

娘が生まれてから1カ月が経ちましたが、私はシャワーすらまともに浴びることができず、毎日寝不足です。家事も育児もワンオペで、夫のお世話までしているのです。そろそろ体も心も限界。やつれてボロボロになっている私を見ても、夫は怒るだけ……。

 

「自分の仕事を俺に押し付けようとするな」「二度と俺に育児をしろと言うな」「命令されると余計やりたくなくなる」と文句を並べ立てられます。せめて飲み会の回数を減らすようにお願いしましたが、聞き入れてくれませんでした。

 

夫が飲み会で散財するため、家計もカツカツで貯金もできていません。そう訴えると夫は、生活が苦しいならやりくりしろと言います。そのため、節約料理を作っているのですが、夫はそれが不満で外食してくるのです。

 

そして、何を我慢しているというのか不思議ですが、ついに夫の我慢が限界に達してしまいました。ある日突然、夫がとんでもないことを言い出したのです……。

 

「赤ちゃんってこんなに金かかるのかよ、俺の給料がもったいない」
「俺が我慢するのも嫌だし、養子に出すか! それか、離婚だな!」

 

産後、口うるさくなったと私を非難し、夫婦2人のときの生活のほうがよかったと言って後悔の念に駆られる夫。お金のかかる娘を養子に出すか、離婚するかの2択を迫ってきたのです。

 

もちろん、離婚を選んだ私

「じゃあ、離婚で!」
私も限界だったので、即座に離婚を選びました。家事や育児をしてくれないことに嫌気は差していましたが、冗談でも自分の子を養子に出すだなんて言う人とこの先も生活していくことなんて考えられません。

 

「え、まじ?」
私が離婚を受け入れると、夫は私の覚悟を確かめてきました。シンママになると貧困にあえぐ可能性も高く、両親が他界していて頼る人がいない私は苦しむことになるだろうと言います。そんなことは覚悟の上です。

 

その後すぐに私たちは離婚し、シンママになって1カ月が経ちました。私は今、独身時代の貯金で買ったマンションに、娘と2人で暮らしています。どこから聞きつけたのか元夫から突然、連絡が入りました。

 

「マンションを買ったのか? どこにそんな金があった? 頼る人がいなくてそんな暮らしができるなんておかしいだろ! 新しい男か!?」とすごい勢いで聞いてきた元夫。自分と別れて困っていない私の姿がそんなに恨めしいのか……私が事情を説明すると、今度は「そんなの聞いていない! 何で言わなかったんだ!」と怒り出しました。

 

私は元夫と交際するよりも前から、亡くなった両親の遺産を運用していたため、独身時代の貯金がそこそこあったのです。私も妊娠するまでは働いていましたし、何かあったときのために、子どもができたときのためにと思い、独身時代の貯金には手を付けていませんでした。それに、黙っていたのは元夫の性格を知っていたから。

 

案の定、私にお金があると知った元夫は、急に今までの自分の態度を反省し出し、復縁を求めてきました。変わり身の早さにあきれます。

 

その後も元夫は復縁を求め、しつこく言い寄ってきました。謝罪と反省を繰り返し、心を入れ替えて良き夫、良き父になると必死にアピールしてきますが、私には復縁する気なんてありません。

 

お金のために反省して見せる元夫

なかなか諦めない元夫は、私の気持ちが揺るがないと悟ったのか、「娘に会わせてくれ。子どもには父親が必要だ」と言ってくるようになりました。「俺の子だ。きっと娘も俺に会いたいはずだ」育児を放棄し、養子に出すと言っていた人がよく言います。

 

あまりにしつこいため、私は弁護士を通して話し合うことにしました。何度か話した結果、私と復縁できないのなら娘との面会はいらないという元夫の本心が明らかとなり、私は養育費を要求しない代わりに、二度と私たちの前に現れないことを元夫に約束させ、完全に縁を切りました。

 

現在、私には家族のように頼れる人はいませんが、両親が残してくれた遺産のおかげで娘と幸せに暮らせています。天国で見守ってくれている両親に胸を張れるよう、愛情いっぱいにしっかり子育てをしていきたいと思います。

 

◇ ◇ ◇

 

パートナーへの尊重を忘れ、自分の都合だけを押し付けていては、信頼を失うのも当然のことでしょう。父親としての自覚に欠けるあまりに無責任な言動には、言葉を失いますね。娘さんが生まれたばかりの大変な時期の決断でしたが、早い段階で縁を切ることができて、本当によかったと思います。母と娘、2人の未来に多くの幸せが訪れることを願うばかりです。

 

 

【取材時期:2025年6月】
※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

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    ライターベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班

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