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誕生日に婚約破棄された僕…そんなとき職場の美人上司が!?

僕が30歳の誕生日を迎えたときの話です。特別な日に、僕は婚約者から別れを告げられました。落ち込む僕を救ってくれたのは、同じ職場の美人上司。彼女が代わりにお祝いしてくれているところに元婚約者が現れて……。

婚約者に告げられた衝撃の別れ

30歳の誕生日。僕は婚約者のBと一緒に誕生日のお祝いをしていました。Bは婚活アプリで出会った最初の彼女で、かわいくてスタイルも良くて……まさに理想の女性。彼女とは結婚の話がまとまっており、そんな彼女と一緒に未来を描けることが、僕には幸せでした。

 

「来年には一緒に住んで、夫婦として誕生日を過ごすんだな」

 

そう僕が言うと、Bは冷たく一言。「それはない。あなたとは結婚できない」
彼女の突然の別れの言葉に僕は頭が真っ白になりました。

 

理由は「僕の収入が少ない」「子どもは2人欲しい」「自分のメンテナンスにお金をかけたい」「もっと条件のいい人がいる」とのことでした。要するに、僕は誕生日に婚約者に振られてしまったのです。

 

婚約破棄された翌日、上司に誘われて…

「ミスばかりしてごめんなさい。本当に申し訳ありません…」

 

誕生日の翌日、僕は落ち込んでいました。僕は、情報システムを管理する部署で働いています。そこに勤める僕は、昨日婚約者に振られたショックを引きずって仕事に身が入りませんでした。

 

そんなとき、やさしく声をかけてくれたのは上司のAさん。彼女は情熱的、そしてどこか母性的な温かさを持つ人です。彼女は仕事でミスを連発して落ち込む僕に、「元気出して! 一緒に飲もうよ!」と言ってくれたのです。そのやさしさに、僕は救われる思いがしました。

 

上司との食事会中に!?

Aさんと訪れたのは人気のイタリアンレストラン。Aさんは僕の話を黙って聞いてくれた後、「そんな女、こっちから願い下げだって!」「私があなたをもらっちゃおうかな?」なんて冗談を言って笑わせてくれました。

 

そのとき、信じられない声が。

 

「え!? なんでこんなところにいるの?」

 

そこにいたのは、元婚約者のB。隣には外国人男性が。どうやら「某会社の会長」である外国人男性と付き合っているようで、自慢げに話し始めました。

 

「彼にエスコートされてきたんだ。私たち、出会った日に運命の恋に落ちたの♡」と笑うBの隣で、Aさんが僕の腕を取り「彼は私がもらっちゃうね♡」とキッパリ。

 

そんなAさんの姿を見たとたん、Bの表情が変わりました。

 

上司と元婚約者はまさかの…

「A先輩…!?」

 

驚くB。そう、実は2人は学生時代の先輩・後輩関係だったのです。Bは20代後半だと聞いていたのですが、実は30代。なんと年齢を5歳もサバ読みしていたことが発覚しました。他にも、Aさんは淡々とBの学生時代の悪行の数々を暴露し、Bは顔を真っ赤にして逃げ出しました。

 

「あの子、昔からタチ悪かったの。気に入らない子の悪口を言うし、学園祭のミスコンに出てたときは優勝するために裏で悪どく手を回してて……。結局、あの子が気に入らなかったから、私もミスコンに出場して、私が優勝かっさらっちゃったけどね」

 

スカッとするような強さに、僕は思わず「かっこいい」と呟いていました。

 

仮カノになってあげる!

Aさんは、僕の様子に「Bとは別れたけど、この後も悪い女に騙されそうで心配」とのこと。

 

「わかった! 私があなたの仮カノになって、普通のお付き合いを教えてあげる!」
Aさんの勢いに押され、僕とAさんは“仮の恋人”となったのです。

 

その夜、Aさんから「明日、デートしない?」との連絡が。
僕とAさんはデートすることになりました。

 

待ち合わせ場所には、私服姿のAさん。いつものスーツ姿とはまるで別人のようで、思わず「かわいいです!」と口走ってしまいました。

 

その後もデートを重ね、職場でも彼女を意識する日々。僕にとって彼女の存在がどんどん大きくなっていきました。

 

そんなある日、家のチャイムが鳴り、玄関にはまさかの人物が。

 

「助けて!!」

 

泣きながら抱きついてきたのは、元婚約者のBでした。

 

詐欺に遭った元婚約者

「彼と連絡がとれなくなったの! 500万渡したのに…!」

 

イタリアンレストランで会ったあの外国人男性に、Bは投資話を持ちかけられ、親や消費者金融から借金までしてお金を渡していたようです。

 

「まだ彼に騙されたって決まったわけじゃない!」と取り乱す彼女は、外国人男性に騙されたことを受け入れられないようでした。

 

そこにAさんが現れ、「ロマンス詐欺よ」と冷静に指摘。あの男性は海外でも有名な詐欺師だったよう。Aさんは海外の記事を見せてくれ、その後、 Bを警察へ連れていってくれました。

 

上司の本音と僕の想い

一連のやり取りの後、Aさんは僕に嘘をついていたと言います。

 

「私…ずっとあなたが好きだったの」

 

「仮の彼女になってあげる」というのはAさんの強がりで、本当はずっと僕のことを好きでいてくれたのです。彼女は涙ながらに「私はあなたの本当の彼女になりたい」と語りました。

 

その話を聞き、「僕もAさんが好きです。何よりも大切な存在です」と伝えた瞬間、彼女の目が潤みました。こうして僕たちは仮の恋人から本当の恋人になることができました。

 

結婚式の日

「幸せになろうね、Aさん」
「あなたといられることが、私の幸せ」

 

僕たちは順調に交際を重ね、結婚式を迎えました。
会場の隅で叫ぶ声が1つ。

 

「あ~! こんなことならあんたと結婚しとけばよかったぁああ!!」とB。

 

「お先に幸せになっちゃってごめんね~♡」とAさん。
「借金返済、頑張ってな~」と僕。

 

「彼より良い人と結婚してやる!」と叫ぶBに、Aさんが笑顔で「この人より良い男なんていないから無理よ♡」と一言。

 

僕は、こんなに良い人と出会えて本当に幸せ者です。

 

※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されてないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

 

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