会場で一日中遊んだ帰り道、親子ともにもうクタクタ。「さあ帰ろう」と思ったとき、バスが満席だったら?電車が止まっていたら? そんな事態を想像するだけで、疲れが倍増しそうですよね。
予約なしのシャトルバス、実はハードル高め!?
基本的に万博と近隣主要駅の直通シャトルバスは完全予約制です。
私は万博2回目のとき、帰りに「神姫バス株式会社」のEXPO号を利用しました。この高速バスは、神戸空港・三宮方面(EXPO神戸号)や、姫路・加古川方面(EXPO姫路号)へ直通で帰れる便利なバスです。
ただしこのバス、予約不可の先着順なんです!
私たちは乗車予定のバスの45分前にバス停に到着したのに、すでに長蛇の列……。
結果的にはギリギリ乗れましたが、「あと数人後ろだったらアウトだったかも」というハラハラの体験でした。
神姫バス株式会社が7月1日に発表した 「EXPO号の混雑状況について(6/16~6/29)」によると、万博会場発のEXPO神戸号は「16時半から19時発」「20時から最終の22時」の間、すべて「ほぼ満席で発車(次便までお待ちいただいたお客様あり)」だったそう。
SNSでも「満員で乗れなかった」「バスの本数が少ない」といった声も多数見られました。予約不可のシャトルバスを利用する場合は、時間に余裕を持って行動したほうが良さそうです。
バスが無理だったとき、どうする?
今思えば、他にも帰り方はいろいろあったんですよね。
たとえば――
・万博シャトルバスで桜島駅へ出て、電車で帰る
・西ゲートのタクシー乗り場から最寄り駅まで移動する
・西ゲートを出る前に係員さんに相談し、「一時退場スタンプ」をもらっておくことで、万が一バスに乗れなかった場合でも再入場して東ゲートから電車で帰る
実際に私は「神姫バス株式会社」のEXPO号が混雑することを知っていたので、西ゲートから退場する前に係員さんに相談して、一時退場スタンプを押してもらっていました。
これがあれば、もしバスに乗れなくても、再入場して東ゲートから帰るという選択肢が取れます。このひと手間で、気持ちにも余裕が持てたように思います。
知っておくだけで安心!帰り道こそ柔軟に
万博は楽しいけれど、帰り道がスムーズじゃないと、最後に疲れがどっと出てしまうもの。子連れならなおさら、予定外のハプニングに対応するのは大変です。
帰宅方法が確約されていない場合は、「もしバスに乗れなかったら?」「もし大阪メトロ中央線が止まっていたら?」というときに備えて、第2・第3のプランを持っておくことが、心にも体にもやさしいなと実感しました。
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万博を最後まで気持ちよく終えるために、「帰り方の選択肢をいくつか知っておく」ことも、大切な準備のひとつです。準備をして安心して楽しみましょう!