「できていた家事ができない…」三男の出産で気づいた限界と転機
我が家には13歳・10歳の息子がいますが、昨年、三男が生まれて生活は一変!1ヶ月におよぶ入院で体力はがくんと落ち、夜泣き・授乳・オムツ替え……と24時間フル稼働。
「3人目だから、育児は慣れているはずなのに」と思っていた私でも、これまで普通にできていた家事が回らなくなってしまいました。
朝起きるとキッチンは荒れ放題!洗濯物の山、子どもたちのプリントが散らばったダイニング……。“ちゃんとやらなきゃ”と思えば思うほど、「私、家事できてない!」と自己嫌悪になったり、子どもたちや夫に当たってしまうこともありました。
そんな時ふと、「“ちゃんと”って、誰の基準なんだろう?」と気づいたんです。そこから、“がんばる”より“ラクになる仕組み”に変えることを意識するようになりました。
“自分の洗濯は自分で!”で、家事を家族みんなのものに
まず見直したのが、洗濯物。
もともと“自分で自分の洗濯物を畳む”のが我が家のルールでしたが、いつの間にか、私や仕事から帰宅した夫がすべて畳んで、家族分の引き出しにしまっていました。思い返してみると、昨年、三男出産にともない1ヶ月ほど入院したあたりから、ルールが変わってしまっていたんだと思います。
そこで改めて、「人別」に仕分けして、持ち主が自分で畳んでしまうルールを徹底しました。
中学生の長男は、制服になったため畳む服の量が減ったので、部活で忙しくても継続できています。
小5の二男は、学校から帰宅したら、洗濯を畳みながら学校での出来事を話す“ママ独り占めタイム”ができて、一石二鳥。
この方法にしてから、毎日の洗濯ストレスが激減!
畳まれていない洗濯物を見ても、「これは私の仕事じゃない」と思えるようになったし、子どもたちの時間も有効的に活用できているので、精神的にも大きな変化でした。
毎日はムリでも週1ならできる!“リセットタイム”のすすめ
「毎日家を整えるのはムリ……、でも片付いている家にはしたい」。そう思って我が家が取り入れたのが、週に一度の“リセットタイム”です。
人が集まりやすい土日が過ぎ、ほっと一息つける月曜日の午前中に、リビングをリセットする時間を設けました。おもちゃを元に戻す、床に出しっぱなしのものを片付ける、机の上のプリントを分別する……などを集中して行います。
この一手間を作ることで、日々のリセットの手間が大幅に削減!慌ただしい平日は、夕飯前にダイニングテーブルにあるものを片付けるくらいしかできませんが、それでも家の散らかり具合はかなり良くなりました。
「がんばらない」と決めたら、暮らしがまわり出した
“ちゃんとしなきゃ”という思い込みを手放してから、我が家の家事は少しずつ、でも確実にラクになりました。
完璧じゃなくてもいい。家事を「ひとりで背負うもの」から「家族で分担するもの」に変えるだけで、気持ちがグッと軽くなります。
ほかにも、朝ごはんのメニューを固定にしたり、自分で用意してもらったり、お風呂掃除を子お小遣い制度にして子どもにお願いしたり、たくさんある家事のほんの一部だけでもシェアしてみてください。
家事は「完璧にこなすこと」よりも、「まわる仕組み」を作ることが大事。
がんばらなくても、家族と一緒に少しずつ整えていけば、暮らしはちゃんとラクになります。
いま家事や育児に追われてしんどい方、まずは一つだけ“がんばらない家事”を始めてみませんか?