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機内でぐずる次男に焦る私。「うるさくてすみません…」と言いかけた瞬間、隣の女性がとったのはまさかの行動だった!

1歳と2歳の子どもを連れて、3時間半のフライトに挑んだときのことです。1歳の次男は年齢的に座席がなく、私の膝の上。2歳の長男は、自分の席に座ることになっていました。隣の席には、見知らぬ60代ぐらいの女性が。子どもたちが騒いでしまわないかと、不安を抱えながらの搭乗でした。そして、その不安は的中することになります――。

 

フライト中にぐずり始めた次男

座席は3列シート。私たち親子の隣に60代ぐらいの女性が座りました。最初に「うるさくなるかもしれませんが、できるだけ落ち着かせます。ご迷惑をおかけします」と声をかけると、「大丈夫よ」と言ってくださいました。

 

そして離陸後、やはりフライト中にぐずり始めた次男。おもちゃやお菓子などであやしましたが、なかなかグズグズが収まらず、私は焦っていました。

 

すると女性が次男に「あらあら」と声をかけてくださいました。見知らぬ女性に声をかけられ、ピタッと止まった次男。女性は「飽きちゃったのかな? おばちゃんとお散歩する?」と言って、次男を代わりに抱っこし、通路を歩いてあやしてくださったのです。女性に抱っこされながら、次男は次第に落ち着きを取り戻していきました。おかげで、空港から長時間抱っこ紐で抱えていたため、私の背中はこわばっていたのですが、次男を代わってもらえたことで体を少しほぐすことができました。

 

嫌な顔をされると思って不安だったところ、あたたかく接してもらえた経験は、今も忘れられません。前後の席の方も帰り際まで「何か手伝うことある?」と声をかけてくださったり、頭上の荷物をさっと取ってくださったりと、さりげない気遣いに助けられました。こうした声がけは、精神的にも負担が軽くなり、本当にありがたく感じました。

 

私も、困っている人にためらわず声をかけ、すぐに行動できるような人になりたい――そう強く感じた出来事でした。

 

著者:坂田時子/30代女性/海外在住、2歳3歳を育てる母。現地の生活に慣れようと格闘中。

イラスト:きりぷち

 

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年6月)

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