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「は?勝手にあげたの!?」娘の服を幼なじみに…父の裏切りに娘が取った行動とは

私は縫製工場でパートをしながら、日々の家事と7歳の娘の育児をこなしています。そんな私は、娘に手作りの服を作るのが趣味。忙しい中でも気に入ったデザインの服をコツコツ作り、娘も喜んでいたのですが……。幼なじみのA子に良い顔をしたい夫が、驚きの行動に出たのです。

 

裏切りの始まり?

最近、夫の「ええかっこしい」が目に余るように。もともと外面の良いタイプではあったのですが、このごろでは家族との約束をことごとく破り、幼なじみのA子を優先するようになっていました。

 

約束を守ってもらえなかった娘が「パパ、今日は私と科学館に行くって約束していたのに!」と怒るのも当然です。

 

「すまんすまん。でもA子はパパの幼なじみでね。両親を早くに亡くして、頼れるのは俺しかいないんだ! お前もパパみたいに親切な人になるんだぞ!」と叫んで家を飛び出す夫には、私もあきれるばかり。

 

さらには、私が心を込めて手作りした、娘のお気に入りの服までも勝手にA子にあげてしまったというのです。泣いて悲しむ娘を前に、私は心から申し訳なく思いました。

 

「いくら親切にするっていっても、あなたには家族がいるのよ! 娘に謝って! だいたいA子さんに子どもはいないのに、なんで!?」と怒鳴る私に対し、「めいっ子がいるんだよ。気に入っているんだからいいだろ。服なんてまた作ればいいし」と平然と言う夫……。もう限界でした。

 

借金まで判明!?

私は、夫とA子の浮気を疑い始めました。夫の部屋や車をそれとなく調べてみると、なんと破られた借金明細が出てきたのです……。これもA子に貢いだ分? 何にしてもありえません。

 

私は、「借金を隠してA子に良い顔をしてばかりだなんて、夫としても親としても信用できない。離婚する!」と、密かに決意。ところが、7歳ながら何かを感じ取った様子の娘が、驚きの発言をしたのです。

 

「ねえママ、私のお洋服、もっとあげよう。そのA子さんって人に」と。「え、いいの?」「いいよ。だってパパがそうしたいんでしょ?」

 

私は「???」状態。何が起きるのか予想もつきませんでしたが、娘の提案通りにすることに。

 

「これ、A子さんにどうぞ」と私が洋服を渡すと、夫は満面の笑み。「そっか、ようやく2人も俺の善意の行動を理解してくれたんだな。俺もメンツを保てるぜ」

 

私は内心、「何を言っているんだか……」と思いながら、作った服を夫に渡し続けました。

 

ことが起きたのは数週間後。義母が突然わが家に現れ、「あんた、幼なじみのA子に服を渡したのは本当?」と夫に詰め寄ったのです。

 

 

親切なんかじゃない

実は義母、地元で人気のアパレルショップの経営者。そのお店に先日A子が面接に来て、店員として働き始めたそうなのですが……。

 

なんとお店の名を語って、私が手作りした洋服を勝手に転売していたらしいのです。義母のデザインで仕立てた服もあったため、似ているのが気になり取り寄せてみたのだとか。詰問するとあっさり「お宅の息子さんにもらったんです。もらった服をどうしようが私の勝手でしょ」と認めたと言います。

 

義母の怒りは頂点に達し、「店の責任問題にもなる。売られた服の分は代金を返済するからあなたが始末しなさい」と告げられた夫は顔面蒼白。「俺ってやさしいよな~」と調子に乗っていた男に、ついに裁きが下ろされる瞬間が来たのです。

 

「パパは、A子さんのことを助けたいっていうより、自分が良い人だって思われたいだけでしょ。本当にやさしいなら、家族との約束を破ったりしないもん」

 

こうして、わずか7歳の娘にガツンと言われた夫は、父親としての面目をことごとく失い、すっかりしおれて、改心すると約束してくれました。

 

借金も、自分のお小遣いをすべて費やしコツコツ返すとのこと。私は、A子と縁を切って家族に尽くすと誓う夫にチャンスをあげることに。大人びていてもまだ7歳の娘のため、再出発したいと思います。

 

--------------

しょうもない夫にはあきれるばかりでしたが、しっかり者の娘の聡明さに救われましたね。父親への指摘はドンピシャ。本当の親切心からくる慈善とメンツを維持するための偽善とは別物ですよね。

 

 

※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

 

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