倒れそうな妊婦の私に役場の職員が冷たい対応→すると別の職員がやってきて!?
妊娠8カ月のときの話です。その日は比較的体調がよく、これなら出かけても大丈夫そうだと思って、引っ越しの手続きのためにひとりで役場へ。役場で男性職員さんと話をしながら順調に手続きをしていましたが、段々と気分が悪くなり、今にも倒れてしまいそうに。そんな私を見て男性職員さんは「聞いていますか!?」と少し怪訝そうに。私は「聞いています」と応えるものの、体調がすぐれず、今にも泣いてしまいそうな気持ちです。
すると、そんな私に気づいたのか別の女性の職員さんがやってきて、「妊婦さんですよね? 体調大丈夫ですか?」「少し休まれてください」とやさしく声をかけてくれました。今にも倒れそうだった私は、やさしいひと言に思わず涙がこぼれます。最初の男性職員さんは変わらずムッとした顔をしていましたが、女性職員さんが「代わりますよ」と言って窓口対応をしてくれることに。役場のベンチで少し休憩をしたあと、無事に必要な手続きを終えることができました。
今回は女性職員さんのやさしさに助けられた私。もし今回の私のようにしんどそうにしている人を見かけたら、今度は私が声をかけて助けになりたいと感じた出来事です。
著者:小田ひな/20代・ライター。おてんばな1歳の女の子とおふざけが好きな夫の3人家族。毎日ハッピーに過ごすことがモットー。初めての子育てを楽しんでいる。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています。
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体調が悪くても、なかなか「つらい」と声に出せないことってありますよね。そんなときに、周りの人が気づいてさり気なく気づかってくれると、本当に救われるものです。知らない人に声をかけるのは少し勇気がいりますが、困っている人を見かけたらサッと動ける人でいたいな、と思わせてくれるエピソードでした。
続いては、スーパーで突然倒れてしまった妊婦さんのお話です。気づいた時にはベッドの上で……!?
妊娠中にスーパーで倒れた私→記憶がない中、医師から告げられた言葉とは!?
第1子を妊娠中、仕事終わりに近所のスーパーへ行ったときのことです。つわりがひどい時期でしたが、仕事はなかなか休めず、心身ともに疲弊していました。さっさと買い物を済ませて帰ろうと思ったところの記憶を最後に、気づけば知らないベッドに横になっていた私。
自分がまったく知らない場所にいることに驚き、周囲を見渡すと……どうやら病院のようでした。しばらくすると医師と看護師さんが来てくださったので、「ここはどこですか?私はなぜここに?」と尋ねると、どうやらスーパーで突然倒れ、お店の方が救急車を呼んでくれたそう。
そして「赤ちゃんですが、無事なので安心してください」と言われ、よかった……と涙が出ました。診断結果は過労やストレスによるめまいとのことで、翌日には無事退院できました。数カ月後、おなかにいた赤ちゃんも無事出産しました。
倒れてから病院で目覚めるまでの記憶がないことに怖さを感じつつも、救急車を呼んで対応してくれたこと、バッグについていたマタニティマークに気づいてくださったことは感謝の気持ちでいっぱいです。そして、何より妊娠中は自分ひとりの体ではないということを意識して、赤ちゃんのためにも自分をいたわらないといけないなと思いました。
監修:助産師/松田玲子
著者:宮田真衣/30代 女性・主婦。4歳と2歳の暴れん坊男児の母。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています。
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妊娠中はホルモンバランスの変化で自律神経が乱れたり、つわりで水分や栄養が十分にとれていなかったり、さまざまな原因でめまいが起きます。転倒のリスクも高まるので、職場の人や家族に相談しながら、体調を優先して過ごしたいですね。
最後は仕事中につわりで体調が悪くなってしまったお話です。いつも怖い先輩からの一言とは?
仕事中つわりで倒れそうになり我慢していたら→怖い先輩からのまさかの一言とは?!
初めて妊娠したときのこと。当時妊娠5カ月でしたが動けていたため、いつも通り店頭での販売員として立ち仕事をしていました。すると、仕事中に突然つわりが。しかし、そのとき一緒に働いていたのはいつも厳しくて避けてしまっていた先輩……。先輩には「その接客だと売れるものも売れないわよ」「もっとはきはき話さないと!」とよく怒られていたので、冷たい人だという印象を持っていました。相談してもきっと「もっとしっかりしないと」と言われるだけろうな……と思い、つらいとも言えず頑張って立っていましたが、だんだんと視界がぼやけて冷や汗がとまりません。ついには吐き気もでてきて倒れそうに。
そんなとき、その先輩が遠くから私の異変に気づいてくれました。先輩はとっさに駆け寄ってくれ、「大丈夫!? 無理しちゃダメじゃない。休憩室で休もう!」と声をかけ、私を抱きかかえるようにして休憩室まで連れて行ってくれたのです。いつも厳しく近寄りがたい存在だったので、思いもよらない行動に私は衝撃を受けると同時に感謝の気持ちでいっぱいになりました。
その後私は病院に行き、安静にするよう先生から指示が出ました。あのとき先輩が助けてくれたおかげで何事もなく済んだので、先輩には感謝してもしきれません。それ以来、怖かった先輩とは距離が縮まり、今では家族ぐるみで仲良くしています。近寄りがたい存在だと、思い込みで人を判断するのはやめようと誓った出来事でした。
著者:松下りさ/20代・主婦。音楽が大好きで、お喋りがじょうずな1歳半の女の子を育てるママ。子どもが寝たあとに、ひとりでネットショッピングをするのが至福の時間。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています。
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怖いと思っていた先輩からの、まさかの優しい言葉や行動には、本当にホッとしたことでしょう。今でもその関係が続いているとのことで、最初の印象とは違い、しっかりと信頼関係が築けているのが伝わってきます。素敵な先輩に出会えて、本当によかったですね。
いかがでしたか?今回は、妊娠中に起きた体調不良にまつわるエピソードをご紹介しました。妊娠中は、思わぬタイミングで体調が悪くなってしまうこともあります。そんなときは無理をせず、家族やまわりの人に頼りながら、できるだけ安心してマタニティライフを過ごしてくださいね。