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放置していた夫の「後頭部のしこり」同僚に指摘され皮膚科を受診した結果、まさかの即手術の事態に!

夫の後頭部には以前からしこりがありました。痛くもかゆくもないそうで、夫本人は特に気にすることはなく……。ある日、同僚に後頭部のしこりが目立つと指摘されてからは、夫婦で気になり始めました。病気では? と心配になり皮膚科を受診したところ、大きな病院を紹介され、即手術となったのです!

この記事の監修者
監修者プロファイル

医師窪田 徹矢 先生
くぼたクリニック松戸五香院長

獨協医科大学医学部卒業。千葉医療センター、成田赤十字病院で研修を積み、国保松戸市立病院泌尿器科に勤務。その後千葉西総合病院泌尿器科にて医長、部長を歴任。2017年、くぼたクリニック松戸五香を開業。日本泌尿器科学会専門医・指導医。専門医である泌尿器科および皮膚のトラブル、生活習慣病を含めた内科まで幅広く診察。メディア出演も多数あり、医者YouYuberとしての情報発信もおこなっている。
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気にしていなかった後頭部のしこり

夫の後頭部には、結婚前から小さなしこりがありました。しこりが気になった私は、「首の後ろにしこりみたいなものがあるよ? 痛くないの?」と、しこりによる不調がないのか夫に尋ねました。

 

夫は「痛くもかゆくもないんだよね。気付いたときにはすでにあったって感じかな。いつからあるのかもわからないんだよ」と言いました。

 

特に痛みもなく、本人も気にしていないのなら大丈夫かな、と私もそれ以降は気に留めることはありませんでした。

 

しこりについて職場で心配され

職場の同僚と話す女性のイメージ

 

結婚して数年たったある日。仕事から帰ってきた夫が「今日、同僚に首のしこりが目立つけど大丈夫?って聞かれたよ。しこり、大きくなってる?」と聞いてきました。確認してみると、たしかに以前よりも大きくなっていました。

 

「普段は気にしていなかったから、前よりずいぶん大きくなっていることに気付かなかったね。しこりの真ん中に穴が開いているんだけど、虫に刺されたりした? かゆみはある?」と確認するも、「相変わらず、痛くもかゆくもないんだよね」と夫は言います。

 

「しこりが大きくなるって怖いから、一度病院へ行ってみて」そう伝えると、夫は「今まで気にしていなかったけど、心配されると気になってくるよね。どうして大きくなったのか、気になってきた……」と言い、夫婦で不安に。

 

今まで大きな病気をしたことがなく、病院に行くことがあまりなかった私たちは、どこの病院を受診するべきなのかわかりませんでした。「最初に内科? 皮膚科? どっちだろう……病気だとしたら内科? 入院になったらどうしよう……」と今までなんとも思っていなかったのに、気にしだした途端に病気だったら……と余計なことを考え始めた私。

 

悩み始めた私を見て、夫は笑顔で「こんなにも放置していて元気なんだから、問題ないと思うよ。診察してもらうまでは、考えても仕方ないからね」と、私の不安に寄り添ってくれました。

 

「とりあえず、痛みはないから皮膚科に行ってみるよ。そこで皮膚科の病気じゃなかったら、適切な受診する科を教えてもらえるはずだよ」と、夫は近所の皮膚科を受診しました。

 

 

まさかの手術に!

手術のイメージ

 

皮膚科から戻ってきた夫は、「結論から言うと、手術になったよ。皮膚科の先生が、紹介状を書きますから大きな病院で手術をしてくださいって」と言いました。いきなり大きな病院、手術と聞いた私はびっくり! 「もしかして病気?」 とパニックに。

 

パニックになった私を見て、夫は穏やかに「いきなり驚かせてごめんね。大丈夫だから、きちんと説明するね」と、皮膚科で受けた診断内容を説明してくれました。

 

しこりの正体は「粉瘤(ふんりゅう)」と呼ばれる良性腫瘍だったのです。夫のように気にせず放置している人も多く、気付かないうちに大きくなってしまうこともある腫瘍なのだそう。

 

夫の場合、痛みなどはなかったものの、しこりが大きくなってきているため、炎症を起こす前に早めに切除したほうがよいと判断されたようです。命に関わる病気ではなかったことに、私は安堵しました。

 

子どもがまた小さかったため、手術当日は隣県に住む義母に付き添いを依頼。 手術は無事終わり、入院することもなくその日のうちに夫は帰ってきました。

 

手術後は自宅で毎日消毒とガーゼの交換をおこない、術後の通院は一度の経過観察と抜糸のときだけで済み、その後は傷も目立たなくなり順調に回復しました。

 

何の症状もなかったため、気にせず過ごして数年……。もともとは小さかったしこりですが、手術が決まったころには2cmほどの大きさになっていました。放置していたら粉瘤は大きくなり、最悪の場合は破裂してしまう可能性もあったのだとか。

 

同僚に指摘されなければ、この先も放置していたであろう粉瘤に破裂の可能性があったと知り、早く切除できてよかったと夫婦でホッとしました。夫は指摘してくれた同僚に感謝を伝えて無事に切除したことを報告すると、一緒に安心してくれたそうです。

 

まとめ

夫の後頭部にしこりがあることは知りつつも、何の症状もなかったので気にしていませんでした。しかし、しこりの正体は粉瘤で、放置すると破裂する危険性もあったとか。毎日一緒に過ごしていると、しこりが少しずつ大きくなっていたことにも気付きませんでした。痛みやかゆみが出なければ病院へ行こうとはならなかったので、職場の人の何げないひと言に、感謝の気持ちでいっぱいです。

 

これからは、体に不調や気になることがあれば、きちんと病院を受診しようと夫婦で話し合いました。

 

 

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。

 

著者:木村 ゆき/40代女性。アラフォーで授かった娘と夫の3人暮らし。娘の寝顔を見ながら幸せをかみしめながら寝るのが楽しみなのに、今では私が先に寝落ちする日々…今1番欲しいものは体力!

イラスト/もふたむ

 

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています

 

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