ただでさえ一苦労な引っ越しですが、乳幼児がいると本当に大変です。コストをかければラクにすることもできますが、家計のことを考えるとある程度費用を抑えたかったので、自分で荷詰めをしたり、午後便を利用することにしました。
今回は、子どもが2歳5カ月のときにアパートから一戸建てへの引っ越したときの体験をお伝えします。
荷詰めはひとりでほぼ1日がかり
夫の仕事が繁忙期だったため、引っ越し前の荷詰め作業をほぼ私がひとりでおこないました。仕事の関係もあり、詰める作業自体は実質1日でおこないました。子どもは保育園に預けることができたので、ひとりで集中して作業でき、50箱ほどの箱詰めを終えましたが疲労困憊に……。
引っ越し業者さんに荷詰めをお願いすると費用が倍額ほどになる見積もりだったので、1日分の作業でコスト削減できたと思うと、大変でも自分でやってよかったと思いました。
引っ越し当日は保育園にしっかり預けて
引っ越し当日は、コスト削減のため午後便でお願いしていました。荷詰めの残りや、部屋の掃除を午前中におこないました。結局、午後2時ごろにトラックが到着し、それから荷出しして、近くの新居へ運び込みへ。
季節は冬だったので、運び込みの16時半ごろには暗くなってしまいヒヤヒヤしましたが、なんとか18時ごろに終了し、慌てて保育園にお迎えへ。当日に片付けはほぼできなかったので、翌日以降が大変でした。
子どもの新居への慣らしと当日のケア
意外と大事だと思ったことは、子どもの新居への慣らしと当日のケアです。わが家は中古のリフォームで、一部DIYで入居前に家族連れの友人たちとわいわい壁を塗ったりしていたため、子どもは新しい家に複数回出入りしており、場所には慣れている状態でした。
それでも引っ越しした夜は怖がっている様子で、夜泣きもありました。そんなことになるかなあとも予測していたので、翌日は親子ともに用事を入れず、夜も添い寝をし、朝もゆっくりのんびり。結果、安心して過ごすことができたようです。
私はコストを優先してできるだけ費用をかけないようにした結果、このような引っ越し方になりました。費用をかければ、午前便指定をすることもできますし、引っ越し屋さんに荷詰めから頼むことも可能です。費用との兼ね合いもありますが、親子ともに無理のないスケジュール・作業で引っ越すことが大事だなと思いました。
著者:小川かなえ
2歳の双子姉妹の母。東京郊外在住。元保育士、不妊治療を経て妊娠出産。子連れハイキングやキャンプなどアウトドアも再開。現在は親子の森のようちえんを運営し、地域や自然とともに子育てをしている。