会計でヒヤッとした理由
思ったよりも金額が安く、「あれ?」と違和感を覚えていたところ、夫が「もしかして、おもちゃが入ってないんじゃない?」と指摘。慌てて娘に確認すると、「なくさないように持ってた!」とカバンから未会計のおもちゃを取り出しました。
一瞬で全身の血の気が引き、頭が真っ白に。「これはまずい」と心の中で叫びながら、私は娘を真剣な表情で見つめました。娘には真剣に叱り、店員さんには何度も頭を下げるしかありませんでした。
店員さんは「ピッてしないと泥棒さんになっちゃうからね」と、やさしく声をかけてくださり、娘は涙を浮かべながら、しょんぼりとうつむいて反省の色を見せていました。胸が凍るような、そして今でも忘れられない出来事です。
この出来事は、娘に悪気があったわけではなく、「なくさないように」という気持ちからの行動でした。私もその場では感情のままに叱ってしまいましたが、それでは本当に伝えたいことが伝わらないと痛感。帰宅後、気持ちを落ち着けてから娘と向き合いました。帰宅後に娘に改めて話をすることに。
「お店のものは、お金を払ってからでないと持って帰れないこと」「カバンに入れると、店員さんが気づけなくて『こっそり持ち帰ろうとしている』と思われてしまうこと」を伝え、「だから次からは、持ちたいものもかごに入れて買おうね」と話すと、娘なりに納得してくれたようで、その後は同じことを繰り返すことはありませんでした。
子どもにとっては悪気のない行動でも、それをどう教えるかは親の責任。今回の出来事を通じて、伝え方の大切さを改めて学ぶことができました。
著者:笹倉千里/20代女性/愛犬3匹と5歳の娘を育てる会社員の再婚母。趣味は映画鑑賞。
イラスト:はたこ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年5月)
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