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「次は女の子ね」第2子出産で覚えた夫への違和感。離婚の引き金を引かせた恐怖とは

友人が離婚を決意するまでの経緯を聞いたとき、私は胸が締めつけられる思いがしました。婚活で出会った理想的な夫との結婚。第1子の誕生までは順調でしたが、赤ちゃんが生まれてから夫の様子に少しずつ違和感を覚えるようになったそうです。

 

第2子を妊娠、募る不安

友人と夫が出会ったのは婚活パーティー。整った顔立ちで穏やかな印象の夫と会話が弾み、カップル成立。「婚活していた2年間の努力が報われた気がした」と、当時35歳だった友人は笑顔で話していました。

 

第1子が1歳になったころ、友人は第2子を妊娠しました。再び喜びに包まれるかと思いきや、夫は赤ちゃんの性別を気にするようになり、ことあるごとに「今度は女の子がいいね」と口にするように。

 

初めは「希望を口にしているだけかな」と受け取っていた友人ですが、次第に夫は「女の子しか無理」と平然と言うように。「何かがちょっと違う気がする」。友人の中で、その不安はじわじわと大きくなっていったと言います。

 

“守りたい”という思いが決意に変わった日

そして、第2子の出産。今回は夫に立ち会いを望まず、性別もあえて事前に伝えませんでした。無事に男の子が誕生し、「心から安心した」と、友人は語っていました。

 

出産後、夫に「生まれました」とだけ伝えると、「じゃあ、次は女の子ね。頑張れよ」との返信が……。労いよりも先に性別にこだわる反応に、友人の中で何かが決定的に崩れた瞬間だったそうです。

 

「この人とは、子どもを一緒に育てていけない。安心して暮らしていけない」。そう確信した彼女は、退院後すぐに行動を開始しました。

 

 

1年半の調停を経て、ようやく得た“安心”

離婚の話し合いはすぐには進まず、調停や審判を経て、成立までに1年半かかったそうです。

 

それでも、「離婚できてよかった」と話す彼女の表情は晴れやかでした。

 

「これからは、私が2人の子どもを守っていく。たしかに不安もあるけれど、今は毎日が穏やかで、本当に幸せ」。彼女がそう笑ったとき、私は心の底から「本当によかった」と思いました。

 

まとめ

今回の友人の経験から、私は改めて感じました。パートナー選びはもちろん、その後も「安心して暮らせるかどうか」を問い続けることの大切さを。

 

友人は、誰かを責めるためではなく、子どもたちを守るために勇気を出して行動しました。今も悩みながら子育てに向き合い、子どもたちにとっての“安全基地”になろうとするその姿を、私は心から尊敬しています。

 

 

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

 

著者:水島 なつめ/30代・ライター。筋トレ狂いのマメな夫、2019年生まれの男の子、2021年・2023年生まれの女の子、猫4匹と生活中のママ。趣味のカラオケがしたいけどなかなか時間が取れず、常にじれったい思いを抱えている。

 

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年7月)

 

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