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10年同棲した彼「嫁として不合格。婚約は破棄」私「へぇ、私が原因なんだ?」本当の理由を暴いた結果

彼と同棲を始めて、もうすぐ10年になる私。一時期は彼が無職になり大変な時期もありましたが、それを乗り越え、今では2人で家賃を出し合ってタワマンに住めるほど生活が安定しました。

最近、出世して出張が増えたと、誇らしげに話す彼。その姿に「私が支えてきたことも忘れないでほしいなぁ」と、私は少しだけ複雑な気持ちなのですが……。

来月、私たちは付き合って10年の記念日を迎えます。

 

同棲期間が長かったので、結婚もなし崩し的になるのかな……と私は想像していましたが、彼は「10年という節目に、きちんとけじめをつけたい」と言って、プロポーズから両親へのあいさつまで、順序立てて準備を進めてくれているようです。

 

まずはプロポーズをと、10年記念日の当日に、素敵なレストランを予約してくれた彼。そんな彼の真剣な気持ちはとてもうれしいのですが、なんだか少し気恥ずかしくも感じます。そして私は、記念日が近づくにつれ、どんどん緊張していきました。

 

10年間も尽くした彼から突然…

ドキドキしながら迎えた、10年記念日。しかし、彼に急な出張が入り、プロポーズをしてくれる予定だったレストランは、キャンセルすることになってしまったのです。

 

さらに、帰宅の目処が立たないのか、その後、彼からは数日間、何の連絡もありません。彼から連絡が来なくなり1週間、不安に耐えかねて私から連絡すると、彼はしきりに謝りながら、信じられない言葉を口にしたのです……。

 

「10年同棲したけど嫁としては不合格だと思う」
「婚約は破棄しよう」
「タワマンからも出てって」

 

両親へあいさつする日取りまで決めていたのに、立て続けに信じられない言葉の数々を投げつける彼。私は突然のことに驚きましたが、いろいろと考えた末、私が『嫁として不合格』だと言うのなら、仕方がない。まさか10年間も尽くした彼から捨てられるとは思いもしませんでしたが、みじめにすがる気にもなれませんでした。

 

「へぇ、私が原因なんだ? 了解、さよなら!」
私のあっさりとした態度に、彼は「本当にいいのか!?」と拍子抜けした様子。しかし、私が簡単に身を引くのにも、それなりの理由があります。

 

彼が私と別れたい本当の理由

私は、彼が私と別れたい本当の理由を知っています。それは、彼に新しい彼女ができたからなのです。記念日まであと半月と迫ったころ、偶然その事実を知ってしまった私は、がく然としました。ある日突然、見知らぬSNSアカウントからフォローされ、そのアカウントをのぞくと、そこには彼と知らない女性の写真がいくつかアップされていたのです。そのアカウントの女性は、SNS上で彼を自分の『彼氏』として紹介していました。

 

しかし、私は彼と10年間も付き合ってきたのです。最近は、彼も真剣に結婚を考えてくれている態度だったため、記念日に彼の気持ちを確かめて、関係をきっちり清算してもらい、浮気を許そうと決めていました。

 

それなのに彼は、あくまでも私に原因があるかのように「嫁として不合格」と別れを切り出してきたのです。私は悩んで結論を出して、記念日を心待ちにしていたのに、気持ちを踏みにじられた気分でした。

 

込み上げてくる彼への怒りを必死に抑えて、別れることを受け入れ、すぐに一緒に住んでいたタワマンを出た私。その翌日には、浮気相手は「タワマンに引っ越しました〜♡」荷物を運び入れる彼の姿を写した写真とともに、SNSで報告していました。きっと、記念日をドタキャンした『急な出張』というのも嘘だったのでしょう。

 

浮気相手のSNSを見る限り、2人が付き合い出したのは半年ほど前。彼の出張が頻繁になった時期と重なっています……。

 

そんな折、彼の母親から連絡がありました。親子のように親しくしていただいたお母様。つらかったですが、私は正直にすべてを話し、お別れのあいさつを。すると、お母様は「傷つけてしまってごめんなさい」と泣きながら謝ってくれました。

 

私の話を聞いて激怒していたお母様は、その後すぐに彼に連絡したようです。彼から私に、「母さんの誤解を解いてくれ!」と電話がかかってきました。あくまで「私と別れた後に付き合い始めた」と主張する彼。「君のことは裏切っていない! 信じてほしい! 彼女と結婚したいんだ! 別れた原因は彼女ではないと母さんに訂正してくれ!」と懇願してきたのです。

 

10年尽くした私を捨てておきながら、嘘を重ねて、そんなことまで頼んでくるとはあきれて返す言葉が見つかりません。私は彼の言葉を無視して電話を切り、連絡先をブロックしました。

 

身勝手なプロポーズに失笑

別れてから1カ月後、知らない番号から電話がかかってきました。出てみると、会社の電話からかけてきた元彼でした。用件は、彼女にフラれたから、私とやり直したいという身勝手なもの。

 

元彼がタワマンの家賃を折半したいと彼女に伝えたところ、激怒して別れを告げられ、出て行かれてしまったそうです。元彼は、私と家賃を折半することで、ようやくそのタワマンに住むことができていたのです。全額ひとりで払うとなると、相当な負担となるでしょう……。

 

「今回のことで、改めて君の良さを実感したよ」
そう言って「結婚しよう」とプロポーズまでしてくる元彼に、私は心底あきれました。復縁なんて考えられません。もちろんプロポーズはお断りです。「2度と私の人生を邪魔しないでほしい」そう告げて、電話を切りました。

 

これからの人生では、尽くすばかりではなく、お互いに支え合える素敵なパートナーと出会い、楽しく生きていきたいと思います♪

 

◇ ◇ ◇

 

10年という歳月を裏切られながらも、感情に流されることなく冷静に別れを選んだことは本当に素晴らしい決断でした。この経験の先に、心からお互いを支え合える素敵なパートナーとの出会いが待っていることを願います。

 

【取材時期:2025年7月】
※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

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    ライターベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班

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