ママ友の気遣いに私も気を遣って…
息子用と自分用の水筒を持って、いざ出発。この日は真夏日で、外は38度という異常な気温でした。歩いて10分ほどの距離でしたが、息子が何度も道草して立ち止まるため、水筒の減りも激しく、汗でびしょびしょになりながらママ友の家へ向かいました。
笑顔で私たちを迎え入れてくれたママ友は、「お茶でも飲んで〜」と言いながらミルクティーを出してくれたのですが、なんとミルクティーはあっつあつのホット。「夏でも体冷やしちゃダメだからね~」と言いながら、出してくれました。
息子には冷たいオレンジジュースを出してくれたのですが、私は「冷たい飲み物をちょうだい」と言い出すことも、自分の水筒を飲むのも失礼かと思い……。
せっかく出してくれたので、ママ友と一緒にホットミルクティーを飲みながら、おしゃべりを楽しみました。
意地悪をされたわけではないし、ママ友が気遣ってくれたことはうれしかったのですが、やはりどうしても暑くて……。しばらく経ってから結局、息子の道草に付き合うのが暑くて大変だったという話をして、私は「水筒飲むね!」と宣言し、水筒の中身を一気に飲み干しました。
そんな私を見て「あ! そうだったの!? 言ってよもう〜」と笑いながら冷たい麦茶を出してくれたママ友。今思えば、初めから正直に話せばよかったと思いますが、あのときは失礼かも? と思ってしまって、なかなか言い出せなかったのです。
その後、誰かの家にお邪魔するときは、お菓子ではなく、カフェでテイクアウトした飲み物を持っていくことが増えました。数人で集まるときはお菓子ばかりにならないし、限定ドリンクなども喜ばれるし、事前に飲みたいものを聞けば迷惑にもならないので、私の中でお土産は飲み物が定番となりました。
著者:蒼井蓮/20代・女性・事務員。男の子1人を育てる母。修理工場に事務員として勤務。
イラスト:マキノ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年7月)
【Amazonギフト券プレゼント♡】みなさまの体験談を募集しています!
妊娠中や子育て中のエピソードを大募集!「ベビーカレンダー」のニュース記事として配信、公開いたします。体験談を掲載させていただいた方の中から、抽選で毎月5名様に1000円分のAmazonギフト券をプレゼント。何度でも応募可能ですので、奮ってご応募ください♪どうぞよろしくお願いします!