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「めまいと手足のしびれが…!」梅雨の晴れ間のチラシ配布で、まさかの事態に【体験談】

2025年の5月末は雨が続き、肌寒く感じることもありました。6月になると湿度の高い日が続きましたが、梅雨の合間は30度を超える真夏日も。そのギャップに体がついていけない日もありました。そんな中、年々暑さに耐えられなくなった私が初めて屋外で体調を崩してしまいました。熱中症のような症状に見舞われた体験談を紹介します。

この記事の監修者
監修者プロファイル

医師窪田 徹矢 先生
くぼたクリニック松戸五香院長

獨協医科大学医学部卒業。千葉医療センター、成田赤十字病院で研修を積み、国保松戸市立病院泌尿器科に勤務。その後千葉西総合病院泌尿器科にて医長、部長を歴任。2017年、くぼたクリニック松戸五香を開業。日本泌尿器科学会専門医・指導医。専門医である泌尿器科および皮膚のトラブル、生活習慣病を含めた内科まで幅広く診察。メディア出演も多数あり、医者YouYuberとしての情報発信もおこなっている。
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運動不足解消のために屋外の仕事に応募

私は普段在宅で仕事をしているのですが、運動不足が気になっていました。ウォーキングやストレッチなど気が向いたときにやってみるものの、継続が難しくどうしたものかと考えていたとき、アルバイトの登録をしている会社で、屋外のチラシ配布の仕事を見つけました。家から電車で1時間の場所で、昼間1時間程度の作業。良い運動になるのでは? と、軽い気持ちで応募しました。

 

初めて仕事をした日は気温20度前後と肌寒く、暑さは感じなかったものの、1時間の屋外での立ち仕事で足がパンパンになり、思ったより疲れてしまいました。とはいえ週2回くらいなら良い運動になりそうだと思い、続けることにしました。

 

始まりは喉の痛みから

ところが翌朝、喉にかすかな違和感が。ちょうど下の子が喉の風邪をひいていたので、うつってしまったようです。前日にチラシ配布の仕事をしたときも肌寒く、半袖1枚で出てきたことを後悔したのですが、それも原因だったのかもしれません。

 

その日から風邪薬と喉スプレーでなんとか治そうとしましたが、週末は38度まで熱が上がってしまいました。翌日には解熱しましたが、せきと鼻水が続きました。そして、次の稼働日前日。まだ万全ではないものの、せきも治まり仕事には行けそうでした。気になったのが、稼働日の予想最高気温が34度という天気予報。2025年一番の暑さ予想で、屋外作業に不安を感じました。

 

 

2025年最高気温の予報に不安を覚えつつ仕事に

不安を覚えつつ迎えた当日。ちょうど仕事をする14時ごろは、一番気温が高くなる時間帯で、6月と思えない蒸し暑さでした。日陰を探しつつ作業をしましたが、マスク着用だったのもいけなかったようです。30分ほどしたところで徐々に息苦しくなり、口元の汗が止まらなくなりました。

 

タオルでこまめに拭きながら水筒のミネラルウォーターを飲んでいたのですが、小休憩のときにはめまいがして、自分でもこれはまずいと感じ、木陰のベンチに腰を下ろしました。すると徐々に手足がしびれ、手の指が硬直して動かせなくなりました。めまいとしびれで座るのも困難になり、横になって治まるのを待ちましたが、起き上がることもできなくなりました。

 

すると通りがかりの若い外国人女性が具合の悪い私に気付いて、首元を冷やしてくれたり、しびれた手をマッサージしてくれました。日本語がほとんど話せないようでしたが、翻訳機を使って救急車を呼ぶか聞いてくれました。私は、意識ははっきりしていたので「それは大丈夫」とつたない英語で伝えました。彼女の持っていた凍らせたイオン飲料を飲ませてもらうと、症状はすぐに治まりました。彼女に症状が治まったこととお礼を言って、なんとか電車で帰宅しました。

 

その後2、3日は軽いめまいがして横になっていました。まだ風邪の治りかけで体力が戻っていないときに、急な暑さに体が対応できなかったようです。ミネラルウォーターだけを飲んでいたので塩分不足になったのかもしれません。助けてくれた女性からもらったイオン飲料を飲んで、明らかに体調が回復していくのを感じ、「電解質(ナトリウム・カリウム・マグネシウムなど)も大切なんだ」と実感しました。

 

まとめ

今回、人生で初めて屋外で倒れてしまい、情けないやら申し訳ないやらで自分の認識の甘さを反省しました。また、声をかけてくれた外国人女性の行動に感謝し、そのような状況で自分だったらすぐに動けただろうかと、自分自身にも問いかける出来事となりました。年とともに体力も衰えているのでしょう。2025年の夏は基礎体力の向上と熱中症対策に、今まで以上に気を付けようと思っています。

 

 

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。

 

著者:フジイノゾミ/小学生と中学生の子どもを育てる主婦。日々成長する子どもたちと反比例して、年々体力の衰えを実感している。40代半ばからの体の不調に向き合いながら、これから迎える50代を模索中。

イラスト/sawawa

 

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年7月)

 

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