1人目の子育て中に、パニック障害になってしまった私。2人目が欲しかったものの、パニック障害を抱えての妊娠、出産は可能なのか、また、薬の影響は大丈夫なのかなど、不安だらけでした。2人目を諦めるべきか悩みに悩みました。
パニック障害が落ち着いたころを見計らって
私がパニック障害を発症したのは、22歳のときでした。発症当時は1日に何度も発作を起こし、ほぼ寝たきりの日々を送っていました。当時2歳だった長女の面倒もまともにみられず、託児所への送り迎えすらできない状況だったのです。
しかし、治療を続けて1年ほど経ったころ、薬の量も減り、勤めにも出られるようになりました。そのころから、夫と2人目について真剣に考えるようになりました。
精神科と産婦人科の双方の医師に相談
2人目を真剣に考え出し、通院している精神科の先生に「妊娠を希望しているため、断薬をしたい」と申し出ました。すると先生は「現在は最低限の薬で間に合っているので、飲みながらの妊娠でも大丈夫」と言い、服用している薬の胎児への影響を詳しく説明してくれました。
その後、産婦人科でも妊娠希望であること、またパニック障害を患い、薬を飲んでいる旨を伝えました。すると産婦人科の先生は、その場ですぐ服薬している薬について調べてくれ、妊娠の許可をもらうことができたのです。うれしくて、家に帰って泣いたのを覚えています。
パニック障害の治療と並行して不妊治療も
双方の医師から2人目の許可をもらえたものの、パニック障害を発症してから、まともに生理がきていませんでした。産婦人科で検査をしてもらったところ、高プロラクチン血症になっているとのことで、まずはその治療(不妊治療)から始めました。
そしてパニック障害の治療と並行して、産婦人科で不妊治療を3年続けた結果、待望の2人目を妊娠することができました。家族も大喜びでした。そのときの子どもは、現在小学校1年生になり、元気に学校へ通っています。
パニック障害を発症した当時は、2人目なんて無理だと思っていました。ですが専門の医師に相談することで、希望を持つことができました。諦めずに、パニック障害と不妊の治療を続けてよかったです。そして妊娠前から妊娠後まで支えてくれた医師の方々に、感謝の気持ちでいっぱいです。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。