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「実家、農家なんでしょ?」米くれママ友→親切心で米をあげると実家に文句…母ブチギレでママ友惨敗!

私は夫と幼稚園児の娘と3人で、海辺の観光地に住んでいます。ここは夫の地元で、私は近県の米どころ出身で、実家は米農家。風光明媚(ふうこうめいび)な場所でのびのび生活し、おいしいお米が実家から届く。そんな、幸せな日々を過ごしていたのですが……。

わが家の近所は別荘地としても有名で、お隣のお宅も地元でレストランを経営するシェフが別荘として所有しています。

 

ある日、そのお隣にシェフの娘さんが引っ越してきました。その娘さんはシングルマザーで子どもが同じ幼稚園に通っているのですが、彼女は引っ越してくるや否や、頻繁に私に絡んでくるように。そのせいで私は嫌な思いをするはめに……。

 

会うたびに、「貧乏くさい」と私の服装をバカにしたり、「あなたには手が届かないでしょ」と言って、自身が持つ高級品を自慢してきたりするのです。同じ幼稚園の他のママさんも同じ思いをしているので、彼女が寄ってくるとみんな適当に相づちを打って逃げていきます。

 

エスカレートする隣人の迷惑行為

彼女は、もともと都内のタワマンで暮らしていたそうなのですが、旦那さんが急逝し、彼女の父(地元レストランのシェフ)が所有する、わが家の隣の別荘に引っ越してきて、遺産暮らしを始めたのです。

 

できるだけ関わらないようにしていましたが、彼女の迷惑行為は日に日にエスカレートしていきました。散財して遺産をあっという間に使い切った彼女は、別荘に置いてある金目の物をお金に換えて暮らしていたのだとか。しかしそれが彼女の父に発覚し、生活費のあてが途絶え、とうとう私にまでお金を無心してくるように……。

 

私が断ると、今度は幼稚園の他のママさんたちに「お金を貸して」と言って回り始めたのです。そんなことをしているせいで、彼女はますます周囲から嫌われていきました。もちろん誰も彼女にお金を貸すことはありませんでした。

 

そんな彼女が、ある日突然わが家にやってきて「実家、米農家って前に言ってたわよね? お米ちょうだいよ」と言ってきました。あまりに非常識な発言にあ然としたものの、彼女の隣で「おいしいごはんが食べたい」と彼女の子どもに言われ、強く言い返せなかった私。

 

迷惑な彼女に、何かしてあげる気はなかったのですが……子どものためならと思い、私は実家に電話しました。

 

母に事情を話し、彼女の家にお米を送ってくれるように頼んだのです。そして、事情を共有しておくのが安全だと思い、母から彼女の父にも事情を伝えてもらうことにしました。実は、私の両親と彼女の父は知り合いなのです。彼女はそれを知らないようですが……。

 

そして、後日。これまたとんでもないことが起こりました。親切心から送ったお米に対して、彼女は苦情を言ってきたのです。

 

耳を疑う衝撃の言動に絶句…

彼女は、送付したお米の伝票に記載されていた私の実家の連絡先に電話をして「1袋しかくれないなんてケチ! こんなイマイチな味の米を食べさせるなんて、むしろ迷惑! 精神的苦痛よ!」と言ってきたと母から聞き、私はあきれて何も言えませんでした。

 

彼女がケチをつけてきたことに、納得がいかなかった母は大激怒していました。それもそのはず。私の実家のお米はおいしいと評判で、彼女の父のレストランでも扱ってくれているのです。その事実を母が伝えると、彼女は絶句していたそう。

 

そして、母は彼女の父にそのことも報告しました。それから数日後、彼女の父が彼女を連れて、わが家に謝罪しに来てくれたのです。実家から彼女に送ったお米代も持ってきてくれましたが、お米はあげたものなので、代金は受け取りませんでした。私は今までに彼女から受けた迷惑行為をお話しして、今後はお付き合いを控えたいとお願いしました。

 

すると彼女の父は、「別荘は売却します」と言い、彼女が別荘に住み始めた経緯を話してくれたのです。彼女が都内のタワマンから引っ越してきたのは、彼女が原因のご近所トラブルによって、住みにくくなり、逃げるように出てきたためだったのです。この別荘に住むことも、ご近所さんに迷惑をかけないことを条件に許可したそうでした。

 

しかし、彼女は追い出されると聞いても、堂々としたまま。「私たちのことを考えたらパパは絶対に追い出せないでしょ」と言って、煽るような発言まで……。

 

ようやく平穏な日々が…

しかし結局、彼女は別荘を追い出されることに。彼女の子どもが「ママと一緒に暮らしたくない」と言ったそうで、子どもは彼女の両親と暮らすことになったのです。彼女は両親から絶縁を言い渡され、別荘を出ていきましたが、子どもには会いたいようで、なんとかパートを見つけ、今は実家近くにアパートを借りて生活しているようです。

 

お隣が空き家になって何だか少し寂しい気持ちもしますが、彼女に迷惑をかけられることがなくなり、心がやすらいだ私。ようやく以前のように平穏な日々を取り戻すことができ、ホッとしています。

 

彼女の両親に引き取られた彼女の子どもは、今も娘と同じ幼稚園に通っており、元気いっぱいに過ごしています。ときどきわが家に遊びに来たり、レストランにお邪魔してシェフのおいしい料理を食べたり、家族ぐるみで良いお付き合いをしています。

 

◇ ◇ ◇

 

自己中心的に振る舞い、周囲を困らせ、とんでもない隣人でした。ご近所さんは住んでみないと、どんな人物なのかわかりません。すてきなご近所さんといい関係を築けることはとても幸せなことなのかもしれませんね。適度な距離をとって、上手に付き合いたいものですね。

 

※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

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      お米がおいしくないって、ただのいちゃもんか、味音痴か、もしくは玄米を知らずに白米のように炊いたとか?
      美味しいお米が食べたいとまで言ってた幼稚園児のお米の感想がどんなだったのか知りたいわ。

    この記事の著者
    著者プロファイル

    ライターベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班

    読者からの体験談をお届けします。

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