子どもが成長した今、「夏の習慣」を見直した
40代に入り、心も体も無理がきかないと実感することが増えました。昔なら笑って受け流せていたことが、今ではどっと疲れとしてたまるように。そんな中、私が手放したものの1つが「お盆の義実家帰省」です。
わが家は、夫・子ども2人(小学生)の4人家族。これまでは、年に3回、義実家への帰省が定番でした。義母がわが家に泊まりに来ることも多く、お盆はほぼ毎年、義実家で長めに滞在するのが恒例行事。でも、ある年のゴールデンウイーク、義母が4泊した後、私はどっと疲れてしまったのです。
限界を迎えた私と、思いついた“新しい選択肢”
1泊や2泊なら歓迎ですが、4泊となるとやはり気疲れします。生活リズムや価値観の違い、ちょっとした気づかいなど、普段なら流せることが積み重なり、帰省が終わるころにはどっと疲れていました。表情にも出てしまっていたと思います。
そのとき、「これはもう、自分を守るためにも義母との関係のためにも、線引きが必要だ」と感じたのです。夫にその思いを正直に伝えると、「そんなに嫌だったの?」と夫は驚いた様子。でも、私の思いは伝わったと思います。
そして、子どもたちはもう小学校高学年。手がかからなくなってきた今だからこそ、それぞれの夏の過ごし方を見直してもいいのでは? と、私は“私だけ帰省しない”という選択をしたのです。
夫と子どもは義実家へ、私は私の実家へ
そして、迎えた初めての「私不在の義実家帰省」。夫と子どもたちは予定通り義実家へ。私はというと、自分の実家に帰省して、お盆をのんびり過ごしました。
結果は、想像以上の大成功。夫も自分のペースで実家で過ごせ、義母は孫と濃い時間を楽しみ、子どもたちも「おばあちゃんち、楽しかった!」と満足げ。私はというと、何年ぶりかに“気をつかわず過ごす実家のお盆”を堪能。こんな夏の形があったのか、と目からウロコでした。
まとめ
「お盆は家族全員で義実家へ行くもの」。そんな思い込みにとらわれていたけれど、実はそんなルールはありませんでした。無理をして不機嫌になるより、それぞれが心地良く過ごせる形を選ぶことのほうが、よほど家族のためになると感じました。
子どもが成長した今だからこそ見つけた私たちの“新しい帰省”。程よいい距離感を求める私にとって、最善の選択でした。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
著者:新谷けご/40代女性。2013年生まれの娘、2015年早生まれの息子と夫の4人暮らし。年子育児に振り回されっぱなしの毎日。
イラスト/もふたむ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年7月)
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