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「貧乏人は後回し」年寄りをバカにした銀行員が、私のひと言で顔面蒼白になったワケ

とある飲食チェーングループの会長をしている60代の私。ある日、宝くじで億単位のお金に当選してしまいました。当選金は、近所のA銀行に預けることに。ところが、銀行で手続きをしようとしたところ、まさかの事態が発生して……。

 

銀行員2人との出会い

ある日、宝くじで運試しをした私。ただの気まぐれだったのですが、なんと高額当選していたのです。

 

孫娘に報告したところ、近所のA銀行に預金しに行こうと言われました。もともと、会社の資金管理をお願いしていた銀行でもあったので、孫の提案は至極当然。しかし私は、このA銀行にはもう行きたくなかったのです。

 

というのも、少し前にA銀行に行った際、ひどい対応をされたから……。

 

あの日、私は自身が会長を務めている飲食グループの系列店であるレストランに食事に行っていました。そこで偶然隣に座っていた青年たちと話をしたのです。

 

青年たちは新たにこの辺りに異動してきたばかりの銀行員だとかで、A銀行のA山とB銀行のB田と名乗りました。2人は私に名刺を渡し、「預金をするならぜひウチで!」と言い残していきました。

 

老人は貧乏人!?

私は早速、家から近いA銀行を訪ねました。名刺に書かれていたA山の名前を伝え、取り次いでもらったところ……。

 

「あれ、さっき会った……? あ、ちょっとお待ちください」と、何だか私の相手をしたくない様子。

 

その後、気付けば3時間が経過。その間A山は一度も私の元に来ることはなく、営業時間終了の音楽が流れ始めたのです。

 

それでも待っていた私の姿を見たA山は、「まだいたんですか?」とひと言。そして、「どうせ年金しかもらっていないですよね。俺、忙しいのであなたを相手にしていられません。社交辞令の名刺を真に受けちゃって……。世間知らずもいいとこですね」と言い放ったのです。

 

さすがの私も腹が立ったものの、このときはぐっとこらえて帰宅したのでした。

 

 

一方、B銀行では

私の話を聞いた孫娘は怒り心頭。当選金の預金には、もう1つのB銀行へ行くことにしたのです。

 

B銀行に到着した私たちは、B田の名刺を差し出しました。ほどなくしてやって来たB田は、先日私とレストランで話をしたことを覚えていた様子。

 

「あ、あのときの! ご足労いただきありがとうございます!」と元気にあいさつをしてくれました。

 

そしてすぐに私を個室に案内してくれ、預金の話もスムーズに進行。彼の気持ちの良い接客で、安心して手続きができました。

 

2人と再会

後日、孫娘と一緒に例のレストランで食事をしていた私。すると、また近くの席にA山とB田がいたのです。

 

B田は私に気付くと、笑顔でお礼を述べました。しかしA山は、「この人、お前の銀行にも行ったの?」と小バカにしたように私を見ていました。

 

するとB田はビックリ。「この方は、資産家だよ?」

 

A山が驚いていると、ひとりの男性が血相を変えて店にやって来ました。その人は、A銀行の支店長のバッジを付けています。どうやらA山を探しているようでした。

 

そして、私とA山が一緒にいるのを発見した支店長は「遅かったか……」と真っ青になったのです。

 

数億の預金は…

支店長の様子を見ても、「この人のこと、知っているんですか?」と失礼な発言を連発するA山。支店長は私たちに部下の失礼を謝罪しましたが、ときすでに遅しです。

 

私は支店長に向かって、「あなたが直接悪いわけではないものの、行員の教育はしっかりしてくださいね」と念を押しました。そして、会社の資金としてA銀行に預けていたお金はすべて、B銀行に移動すると宣言。A山と支店長は土下座までして謝ってきましたが、私が2人を許すことはありませんでした。

 

その後、聞いた話では、もともとA山は接客態度が悪く、クレームを受けたこともあったのだとか。今回、大手取引先であった私の飲食グループの資金を失い、大型の追加預金も棒に振ったということで、支店長とともに異動となったそうです……。

 

私はといえば、また宝くじにチャレンジしています。もちろん、当選したらB銀行に預けようと決めています

 

--------------

人を見た目で判断し、邪険に扱ったA山さんは、当然の報いを受けましたね。B田さんのように、どんな人にでもやさしく誠実に接することは、対人関係を築く上で大切なことですよね。

 

 

※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

 

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