記事サムネイル画像

「養育費が振り込まれてないんだけど?」勝手に子どもの面倒を見る元夫→は?魂胆にあ然…ド正論で逆襲!

夫と離婚して1年。シングルマザーとなり、今は幼稚園に通う子どもたちと3人で暮らしています。主に在宅で仕事をしながら子育てをしています。実家が遠いこともあり、ふと不安になる日もありますが、元気な子どもたちの笑顔に支えられながら毎日、育児に仕事に励んでいます。そんな私ですが、ひとつだけ悩みごとがあって……。

それは、元夫のこと。離婚した当初の申し訳なさそうな態度はどこへやら、最近どうにも調子に乗っている様子で困っています。

 

ときどき子どもたちの送迎を頼んだり、私のたまに発生する出勤日にのみ数時間、預かってもらったりするのですが、そのときの私への態度がひどいのです。元夫の家に迎えに行くと「人に頼みごとしといて手ぶら?」と嫌みを言い、菓子折りを要求。「俺がいることを当たり前だと思うなよ?」と釘を刺し、感謝しろと迫ってきます。

 

離婚したときとはまるで別人のようで……。

 

元夫の勝手な行動がエスカレート

そもそも私たちが離婚したのは、元夫のふがいなさが原因でした。勝手に仕事を辞めたきり再就職もせず、家事も育児もすべて私任せ。そんな自堕落な生活に、私が愛想を尽かしたのです。離婚当初はとても反省していて、私がたまに子どもたちを預けても文句など言いませんでした。

 

それが最近になって急に、横柄な態度を取るように。いまだ無職で、親に借りてもらっているマンションで暮らしているようですが、何かあったのでしょうか……。

 

そんな矢先、事件は起こりました。ある日、私に何の連絡もなく、元夫が勝手に子どもたちを園に迎えに行き、自宅に連れ帰ってしまったのです。その日はお迎えも預かりも頼んでいませんでした。元夫にお迎えをお願いすることもあったため、保育園のお迎え者には私と元夫の2人を登録していたため、勝手にお迎えに行けてしまったのです。

 

慌てて子どもたちを連れ戻しに行くと、元夫は私に感謝しろと言い「気をきかせて迎えに行ってやったのに、その不満そうな態度は何だ?」と恩着せがましい態度。頼んでもいないおせっかいは迷惑だと伝えても、「図に乗るなよ」と吐き捨てる始末でした。

 

私はキツく言ったつもりだったのですが、元夫には少しも響かなかったようで、後日、またしても勝手にお迎えに行かれてしまいました。急いで元夫の家に行きましたが、なぜか不在。「どこにいるの!?」と連絡すると、現在地が送られてきました。

 

送られてきた住所を開くと、そこはなんと居酒屋。信じがたい居場所に怒りを覚えながら店に向かうと、店内には子どもたちを放置して、若い女性店員とのおしゃべりに夢中の元夫の姿が……。

 

「嫁が何もしないから子どもたちは俺にベッタリでさ〜」などと言い、いいパパアピールをして褒められようという魂胆のようでした。幸いにも子どもたちはいい子にジュースを飲んでくれていましたが、いいパパなら目を離さずお世話をするはず。嘘までついて、本当に頭にきました。

 

こうも勝手をされると、もう元夫を頼ることはできません。今の会社は条件が良く、本当は辞めたくないのですが、この先もたまに発生する出社日には、子どもたちを元夫に迎えに行ってもらったり、預かってもらったりしなければいけません。そのため、私は子どもたちの安全を考えて、転職して実家に戻ることにしました。

 

身勝手な元夫に我慢の限界

実家へ戻る準備が整い、子どもたちの転園まであと少しというある日のこと、またしても勝手に子どもたちを迎えに行かれてしまいました。元夫の家に子どもたちを連れ戻しに行くと……。

 

今回も恩着せがましく感謝しろと言われるのかと思っていたら、なんと元夫は「俺のほうが子どもたちの面倒を見てるんだから、養育費を振り込め!」と言い出したのです。あまりに身勝手な発言に、私はあ然としてしまいました。

 

そもそも、子どもたちの親権も監護権も私にあり、養育費を支払う義務があるのは元夫のほう。離婚のときの合意書にも、元夫はサインしています。それなのに、この理不尽な要求……。おそらく、養育費の支払いを逃れるか、減額させるための企みなのでしょう。

 

どう考えても、子どもたちの面倒を見ているのは私。毎日ごはんやお弁当を作り、洗濯や掃除、子どもたちの毎日のお世話をして、一緒に暮らしているのは私です。元夫は、自分の都合のいいときだけ片手間で、しかも勝手に子どもたちに関わっているだけなのに……。

 

あきれる私に元夫は「養育費を払うまで、子どもたちは返さない! 今までの養育費として200万払え!」と言います。信じられない……許せない……我慢の限界に達した私は、ある行動に出ました。

 

頼れる人物に論破された元夫

その場で、ある人物に電話をかけた私。その人物とは、離婚の際にお世話になった弁護士。彼は私の友人でもあります。私が電話で簡単に事情を話すと、彼はすぐに駆けつけてくれました。

 

彼は、離婚の際に元夫がサインした養育費に関する合意書を突きつけ、3カ月の滞納を指摘。すると元夫は「子どもたちの面倒は俺だって見ているんだから、俺が養育費をもらったって別に構わないだろ!」と反論します。何を言っているのか……元夫の主張がまかり通るわけがありません。

 

このまま子どもたちを返さないなら、元夫が罪に問われる可能性が高いと説明し、警察に通報しなければならないと弁護士の彼が告げると、「わ、わかった! 子どもたちは返す! 養育費もいらないから、警察は……」と観念した元夫。

 

私は無事に子どもたちを連れ戻すことができました。この一件は元夫のご両親に報告し、今後二度とこのようなことがないようご両親からも注意してもらうようお願いした私。その後、元夫はご両親からこっぴどく叱られたようで、私へ連絡がくることはなくなり、滞納されていた養育費もきっちり支払われました。

 

元夫のご両親から聞いた話ですが、どうやら元夫はギャンブルで借金を作っていたようで、私に養育費として要求した200万円は借金の金額でした。子どもたちを利用して、借金返済を目論んでいたとは本当に腹立たしい……。元夫は実家に強制帰省となったようで、なんとか仕事を見つけ、養育費の支払いを滞納しないようご両親の管理下のもと必死に働いているようです。

 

一方、私は実家に戻り、仕事に育児に頑張っています。両親が協力してくれているおかげで、子どもたちと一緒に過ごす時間が増えました。これからも、子どもたちが安全に元気に過ごせるよう、毎日頑張りたいと思います。

 

◇ ◇ ◇

 

離婚し、別に暮らしていたとしても、親としての義務や責任を果たすことは大切なことです。それなのに、子どもを利用して、お金を要求するだなんて……元夫の行動は本当に信じられないものでした。元夫には大いに反省してもらいたいものです。いつか、子どもたちに胸を張って、父親として会いに行けるといいですね。

 

※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ベビーカレンダー記事制作の取り組み
  • \ この記事にいいね!しよう /
    シェアする

    • コメントがありません

    この記事の著者
    著者プロファイル

    ライターベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班

    読者からの体験談をお届けします。

    同じ著者の連載

    新着記事が配信されたら、メールやプッシュ通知でお知らせ!
  • 気になる記事をまとめ読み

    人気連載

    新着連載

    連載完結

    もっと見る

    注目記事を探す

    人気記事ランキング

    アクセスランキング
    コメントランキング

    お得な無料キャンペーン

    エンタメの新着記事

  • PICKUP