浮気していた彼女の相手は…後輩!?
ある日、会社でAが「今日は彼がいないから、家にきていいよ♡」と話しているのを聞いてしまいました。相手は……僕が教育係をしていた後輩のB。周りに隠さず、堂々と浮気をしている2人を見て、僕は「2人と同じ会社にいると周りが気をつかうかもしれない」と思い、このとき退職を決意したのでした。
その後、退職の意向を上司に伝え、デスク周りの荷物をまとめていると、Bが突然「仕事も婚約者も失うなんて…俺のせいですよね。すみません(笑)」と言ってきました。そこへやってきたAまで「ごめんね~。あなたよりもBのほうが優秀だから♡」と言い出し、別れを告げられました。
2人は僕たちが結婚式を挙げようと決めていたときから付き合っていたようです。僕が仲良くしていた同期たちは「先輩の恋人を奪ってその態度はない!」と怒ってくれましたが、僕は「別に気にしてないよ」とひと言。
「僕はAに未練なんてない。むしろ、これからAと付き合うBが大変だよ」
僕の言葉にBは「どうせひがみだろ」と話を聞くことはありませんでした。
退職した会社では
会社を辞めた僕は、フリーランスのデザイナーとして働くことに。最初は大変でしたが、仕事も徐々に軌道に乗り始めました。ある日、退職した会社の同期から連絡が。
その内容は、「社内のデザイナーがBだけになってから、顧客を失っている!」とのこと。Bはデザイナーとして優秀でしたが、お客さんの要望を無視してデザインにこだわってしまう部分があるようです。その結果、長年付き合いのあった顧客が離れてしまう事態に。
「こんなことになっているから…あなたの力を貸してほしいと思って連絡したの」
僕が退職するとき、味方になってくれた同期の困っている声を聞いて、僕は退職した会社の力になることを決めました。
Aのとんでもない性格とは
ある日、仕事の関係で退職した会社に顔を出すと、Bが突然「どうして早く言ってくれなかったんだ」と言ってきました。どうやら、Aのとんでもない性格に気が付いた様子。
僕がAへの未練がなかった理由……。それは、Aのわがままな性格についていけないと思っていたからです。高級志向なAは、食事は高級レストランでないと不機嫌になり、誕生日や記念日、クリスマス、ボーナスが出たときなど何かとハイブランドのプレゼントをねだってきました。それでも僕が、Aとの結婚を決めたのは、「長い間付き合ってきたし、僕が支えれば問題ない」という思いからでした。
Aにお金を使い込んだのであろうBが「結婚生活が不安だから、今後のことは考えたい」とAに話したことがきっかけで2人は別れ、社内でも険悪なムードになっているようです。Aは僕が「結婚したら、仕事を辞めて良いよ」と言っていたため、そのまま退職することに。今は新しい就職先を探しているようですが、なかなか見つからずに苦労しているようです。
一方、僕は退職した会社に協力しつつ、フリーランスとしての実力も認められて日々成長しています。これからも、お客さんとの関わりを大切にして、仕事をしていきたいと思っています。
※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように!